【事件概要】
2025年8月1日、参院選を受けた臨時国会が召集され、石破茂首相は4日に衆院、5日に参院で初の予算委員会集中審議に臨む。現在、衆参両院で与党が少数派となっており、政権は日米関税交渉の合意を根拠に続投を主張。一方、野党は消費税減税やガソリン税の暫定税率廃止などを求めて対決姿勢を強めている。
橋下徹氏は「55年体制的な政治観は時代遅れ」とし、多党制を前提とした新しい権力構築の過程を国会で示すべきだと主張した。
【コメント】
いま、国会の現場に突きつけられているのは、政治構造の「劣化」そのものだ。与党が衆参で少数派となりながら、いまだ旧態依然の55年体制を引きずったままの政治家たちの姿勢には、制度の形骸化と危機的な時代遅れを感じざるを得ない。本質的な問題は、多党制社会に対応する柔軟性を政治制度が持ち合わせていないことにある。与党だけで決められない今、なお内閣不信任案の出し方が「第一野党によるもの」と形式にこだわることは、国民の政治的利益を損なっている。解決策としては、①首相指名や政策決定における連立交渉の明文化、②政党助成金の配分基準の見直しによる実質的多党制支援、③国会運営ルールの再設計と透明化が急務だ。
真に国民のための政治とは、権力の握り手ではなく、権力の使い方を絶えず問い直すことから始まる。今こそ、日本の政治は「数の支配」から「質の統治」へと転換すべき時だ。
ネットからのコメント
1、フジテレビとその子会社のカンテレは橋下徹氏をいつまでコメンテーターとして起用し続けるのだろうか。橋下氏は維新の創始者であり、自身の悲願だった大阪都構想が住民投票で反対の意志が下ったことから政治家は引退した。しかし乍、公共の電波を濫用し隠然と維新と視聴者に影響力を行使している。大阪副都心化を実現するために自公との連立を煽動しており、到底看過できない。橋下氏を寵愛していた日枝氏が役員や代表の立場から退いているにも関わらず橋下氏の降板の話が出てこないのも、フジテレビの現経営陣が懲りずに日枝氏を未だに忖度していると疑わざるを得ない。橋下徹氏を起用すること自体、偏向報道を垂れ流していることに他ならないのだ。
2、今まで閣議決定で何でも好き勝手にやっていた事が異常で、数的優位であろうと、議論は必要だったと思います。多党制型がスタンダードになる前提で考えると、今の自民党や立派民主党の様な、右から左までという様な、保守、リベラル混在型の政党は、淘汰されるべきで、有権者の為に政党も、立ち位置を明確にする必要があると思います。
3、橋下氏は立憲の野田代表、小川幹事長に対して理解を示す言動が増えてきたように思える。来る自公維連立に向けて立憲の協力も必要になると考えてのことであろうか。自身が国政のフィクサー的立場になることを狙っているのだろうか。
4、国民民主が与党になってでも政策を実現して手取りを増やして欲しい。前回のような政局をとり何もできないは避けて欲しい。連合のいいなりや旧民主の印象を払拭し政局より政策をお願いしたい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/03893e0be285d81083783ecbd711c56afaf616d2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]