中部電力は、浜岡原発の安全審査で不正行為が発覚しました。具体的には、地震動予測データを意図的に過小評価し、原子力規制委員会に誤ったデータを提示しました。問題の背景には浜岡原発の再稼働を急ぐ姿勢があり、他の原発に比べて安全審査が遅れていたことが影響しています。これに対し、地元住民や静岡県知事、市議会からは怒りと不安の声が上がっています。中部電力は幹部の辞任を発表し、外部の第三者委員会による調査を行う方針を示しました。問題を受け、再稼働の動きは停滞すると見られます。

今回の中部電力による不正行為は、企業ガバナンスの根本的欠陥を浮き彫りにしました。原子力事業における安全性の確保が最優先されるべき中、再稼働を急ぐために安全基準を曲げた行動は、住民の信頼を裏切る行為です。この現状は、企業としての倫理観が欠如していることを物語っています。
浜岡原発は南海トラフ地震のリスク下にあり、安全審査の遅れを焦るあまりに生命と環境を犠牲にする判断が行われた可能性が示唆されます。解決策として、まず透明性のある第三者機関による厳正な調査を実施し、問題の全貌を明らかにすることが不可欠です。次に、企業内に倫理観を根付かせるためのガバナンス体制の強化が求められます。さらに、国としても原子力事業者に対する監督体制を強化し、厳しい基準を設ける必要があります。企業の短期的な利益と住民の安全を天秤にかけたとき、どちらが重いかは明白です。社会はこの機会に、企業倫理と公共の安全が真に調和する道筋をしっかりと模索すべきです。
ネットからのコメント
1、今回、想定される基準地震動を意図的に過小評価したデータを規制委に提示していた疑いが発覚。原子力部門の担当者数人が関与したことを認めているといい、組織的にデータを操作していた可能性も浮上している。問題の背景には、再稼働を急ぐ中部電の焦りがあったとみられる。福島原発の津波予想の無視により防潮堤を低くした事により、総電源喪失を起こし大惨事となった教訓が全く活かされていない。
こういう安全性より経済を優先する姿勢がある限り、原発の新設も再稼働も認めてはいけない一度重大な事故が起きたら何十年も手を付けられない(コントロール出来ない)、そばにも寄れない物に、全ての基本となるエネルギーを頼ってはいけない。焦りから組織的に不正を働く事が分かった以上また何をするか分からない、さらに徹底した隠蔽工作をするかもしれない。関わった人員、組織を全て入れ替えるか、完全に廃炉すべきである。
2、再稼働のために不正なデータの提出を許す土壌があるなら、再稼働後に何か異常が発生した場合に運転を続けようとデータを誤魔化したり過小評価する可能性があると思われても仕方がない。今回の件が現場判断だったのか中堅や幹部クラスも知っていたのかはまだ分からないけど、信頼は1度崩れると取り戻すのに相当苦労する。少なくとも今回の件で地元の知事や首長はすぐに再稼働賛成とは言えなくなってしまった
3、第三者委がどこまできちんと調査するのか。そもそも19年に出した調査結果について今になって規制委が詳しい資料提出を求めているのは、何らかの情報を得たからではないか。
逆に言えば、他の原発についても似たような不正があっても規制委が知らないだけと言う可能性もある。 原発関係はずっとこの繰り返し。いつも何かしらの不正が発覚している。バレなければいいという体質が業界に染みこんでいるのだろう。万一の事故の際に頼りにならないのは311の時から変わっていない。
4、まあこれで浜岡原発の再稼働は数年は伸びることになるでしょうね。大変残念なことですが、現場の職員たちの独断でこんな大それたことをやるとは到底思えない。それなりのポジションの人間が指示ないしは圧力をかけてデータの偽装を行ったのだろう。中部電力は相当気合を入れて組織改革・意識改革をやらないと原発の再稼働など不可能なのでは。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cb4d157a7272c9ffa55bdea73b6b19f8ed8683ff,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]