札幌市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」の運営会社「サクセス観光」が、事前の都市計画法に基づく開発許可を得ずに新設した宿泊施設に対して、2021年度に国から6000万円の「事業再構築補助金」を受け取った問題が発覚しました。この事実から、中小企業基盤整備機構が交付決定を取り消し、同社に全額の返還を命じました。札幌市もまた700万円の補助金を出しており、国と連動した形で交付決定を取り消し、返還を求める方針です。
4月には立憲民主党の荒井優議員が衆院経済産業委員会でこの問題を取り上げるなど、政界でも注目されていました。
企業の無許可開発による補助金交付の問題は、法令遵守の徹底が求められている現状を浮き彫りにしました。当該企業の経営姿勢は、公共資源の不適切な利用を助長しています。まず、都市計画法の遵守を徹底させるための厳格な審査基準の導入が急務です。また、補助金交付機関は、事前の開発許可確認を徹底し、違反が判明した場合には迅速かつ透明性のある対応を行うべきです。さらに、企業側も法令順守を基本理念として経営方針を再考し、適切な手段での事業展開を心掛けなければなりません。このような疑義を引き起こすことは公私の信頼を損ね、長期的な不信を招きます。迅速な法的処置と制度改善により、持続的な信頼構築を目指すことが求められています。
ネットからのコメント
1、「事前の開発許可を取得していなかった」なら、なぜ取得していない企業に補助金申請がまかり通ったのか不思議。開発許可申請中でも補助金申請が出来たとしても、支給は開発許可を取得してからでしょ。行政側もちゃんと仕事してないってことになりかねない。
2、開発許可を得ていないのに許可した方はどんな言い訳するんですかこれが偽造なら更に悪質な詐欺になるだろうし、確認もしてなかったのなら行政や自治体なども責任を問われる事態になってきそうですが
3、国も札幌市も本当にいい加減だな。無許可開発してるのに補助金支給って、どんな審査をしていたのか。開いた口が塞がらない。残された動物たちの他施設への移動は進んでいるのか心配・・
4、サクセス観光も杜撰だが、それ以上に杜撰なのは中小企業基盤整備機構。
都市計画法が義務付けている事前の開発許可を取得していないのに、補助金の交付決定をするなんて明らかにおかしい。もし、事業者側から補助金の回収が出来なかった場合には、関係した全ての職員を処分(回収されたとしても処分は必須と考えるが…)することは当たり前だし、国は当該職員に対し求償権を行使するべきだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4189e6c41fc2e9d4a5820b0bdef3dee944de8d4b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]