ロシア・シベリアのイルクーツクで、11月8日に発生した火力発電所の故障により、16万7000人以上の住民が暖房なしで氷点下の厳しい寒さを耐え忍ばなければならないという深刻な事態が続いています。アンガルスク市を含む地域は非常事態を宣言し、学校や病院も影響を受けています。特に寒波の影響で夜間の気温が氷点下32℃まで下がる予報が出されており、住民の生活に重大な支障をきたしています。
地元メディアは、30年以上にわたる公共事業の放置がこの状況を招いたとし、住民の不満は膨れ上がっています。経済的な発展を謳うプーチン政権への不満がSNS上でも表明されており、「素敵なプーチンの世界に移住したい」という皮肉が飛び交っています。
この状況は、公共インフラ管理の重大な失敗を露呈しており、根本的な改革が必要です。まず、老朽化したインフラの継続的な管理と更新を怠らないための監査制度の強化が不可欠です。さらに、地域ごとの迅速な対応力を持たせるための非常用発電設備の設置が急務です。そして、住民へのコミュニケーション体制を強化し、災害発生時に迅速かつ正確な情報を提供することも求められます。この問題はプーチン政権の長期的な公共政策の怠慢を強調し、住民の耐えがたい日常生活との間に深刻なギャップを生んでいます。一刻も早い対応が求められ、住民が安心して暮らせる社会の構築こそが、今のロシアにとって最優先課題であることは明白です。
ネットからのコメント
1、電気で暖房しているのかな?零下の場合、エアコン暖房は難しいので(そもそもエアコンはなさそうだけど)灯油かガスだとは思う。
しかしそうだとしても電気でコントロールはしているのだろう。火力発電所の冷却水で地域暖房をしている可能性もある。暖房と同時に調理や照明といった生活に欠かせない要素がストップしているはずだよね。つまり生活できないのでは?
2、ロシア、中国、北朝鮮、ミャンマーなど独裁政権が民衆をないがしろにして、支配層は腐敗が蔓延する。優れた指導者ならば専権国家も機能するが、地球上にはそういう指導者は存在しないということだろう。
3、これ、これからまだまだ下がるでしょう?イルクーツクは、夏は40℃、冬は−50℃以下と年間気温差が100℃の年があると、地理の資料を見てびっくりしたことがあります。今の時代、停電すると何もかも壊れてしまいますね。
4、昨夜の地震に対して日本は高市総理をはじめ官邸が会見、小泉防衛大臣は情報収集や人命救助にあたり自衛隊に指示迅速な対応をしています。他の国でも時間問わず大統領が危機管理対応しているのかな、身近な国では台湾は日本と同じ危機管理体制の気がします。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3966cbdd37bf26a3e16df2889616e1bd275e4232,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]