2024年にアメリカ、カナダ、メキシコで共同開催されるサッカー男子ワールドカップの決勝戦のチケット価格が、最も安いもので4185ドル(約65万円)に設定される見込みであることが報じられ、サポーター団体からは強い抗議が上がっています。この価格は2022年カタールW杯の約7倍であり、割引チケットは一切用意されていません。また、グループステージのチケットはチームの人気度に基づいた価格設定がされる予定ですが、具体的な基準は不明確です。
国際サッカー連盟(FIFA)はこれに対してコメントしておらず、ヨーロッパのサポーター団体は価格の「法外」な高さに驚愕し、販売の即時停止を要求しています。一部のサポーターからは、今回の価格設定を「熱心なファンに対する大きな裏切り」と見る声も上がっています。

この問題は、サポーターにとって看過できない事態です。W杯は世界各地のファンが集まって盛り上がる場ですが、過剰な価格設定はその魅力を損なう恐れがあります。まず、FIFAはチケット価格の透明性を確保し、ファンが納得できる基準を示すべきです。また、子どもや若者にとってもアクセスしやすい価格設定が求められます。さらに、人気度に基づく価格差は、特定のチームを贔屓している印象を与えかねないため、公正な基準の確立が必要です。スポーツの醍醐味は多様な背景を持つ人々が一同に集い、共に楽しむことにあります。
それを阻害するような制度は見直されるべきです。価格競争力を持ちつつ、誰もが参加できるフェアな環境を整えることが、真のグローバルイベントに求められる条件と言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、ボックス席とかならいざ知らず65万払ってゴール裏でサッカーみたい人どれくらいいるんだろ?これって結果的に目先のお金は稼げるかもだけど20年後30年後の事は何も考えてないよねせっかくアメリカでサッカー人気高まってきてるんだからアメリカの子供達が気軽にスタジアムで生のW杯見られたら20年後にはアメリカが世界一のサッカー市場になってるかもしれないのに・・・金持ちしか楽しめないと子供達がサッカーに触れる機会すら無くなってしまう
2、今回はダイナミックプライシングが導入されてるので最終的な価格がいくらになるかは見ものですね。クラブワールドカップみたいに不人気カードが5万円が投げ売りで2000円になるみたいな事もありえるし逆もある。カタールの時はグループステージは全試合同じ価格だったので日本戦含めて最後まで余ってた試合と、入手最難関のアルゼンチンーサウジみたいにカードの差が激しかった。
3、最早売れっ子芸能人か資産家しか行けない。旅費を含めたら100万円は軽く越える。しかも一般席ですよね?特等席なら500万円以上だと思います。もしかしたら1000万円を越えるかも知れない。テレビ観戦で十分です。
4、それだけの富裕層だけで、会場の雰囲気はどうなるんだろう。熱い応援が無くなって盛り上がりの雰囲気がいまいちになるだろうか。もし普段からのサポーター達が頑張ってお金を出せなれば、そうなる可能性もあるかもね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0c581b1a52df8c18687ee891937a17d59172b2b4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]