【事件概要】
2024年7月12日、北海道南部の福島町で新聞配達員の男性がヒグマに襲われ死亡。18日未明、このヒグマは駆除されたが、DNA鑑定により、2021年にも町内で女性を襲い死亡させた個体と判明した。駆除後、道庁や町役場には「クマを殺すな」といった200件以上の苦情が殺到。
浅尾環境相は8月5日の会見で、職員やハンターへの過度な抗議が活動の萎縮を招くとし、自粛と理解を呼びかけた。
【コメント】
人の命を奪ったヒグマの駆除に対し、200件超の苦情が自治体に殺到する――これは異常事態である。命の危機に晒されながら出動したハンターや職員が「非難される側」になる社会は、価値観の倒錯そのものだ。
本質は「動物愛護」の美名のもとで、現場の実情や人命の重さが置き去りにされている点にある。苦情の多くは都市部など遠方から寄せられており、地域住民の安全や恐怖への理解を欠いている。制度面でも、SNSなどを通じて過度な抗議が行政業務を妨げる構造に対処するルールが未整備である。
対応策として、①有害鳥獣駆除に関する判断過程を広く情報発信し透明化する、②苦情窓口をAIや専用部署に分離して職員の負担を軽減する、③自治体職員やハンターへの誹謗中傷に法的措置を取り得る体制を構築する――こうした現実的な施策が急務だ。
人間の命と野生動物の命は同列ではない。命がけで地域を守る人々が、矢面に立たされる世の中であってはならない。
ネットからのコメント
1、この方々の精神構造はどうなっているんでしょうか?我々道民は大袈裟ではなく日常生活において、いつ不意に熊に襲われるか怯えて生活するようになりましたよ。抗議するあなた方が、私たちの苦しさから解放されるように、そして熊も殺されないように現場に来て、是非解決してほしいです。マジで。そんなことができないから皆が悩み苦しみながら生活しているのに、安易に熊が可愛そうだといって、抗議の電話なんかしないでほしいわ。本当に北海道の山間の場所でしばらく生活したらいいんだわ。割りと都会でも熊が出てるのに。もういい加減にしてほしいです。
2、何もしていない熊を駆除したわけではないです。人に危害を加え、人を襲った熊は、味を占め繰り返します。人間を恐れなくなった熊は凶暴な猛獣です。ハンターも、殺したくて殺しているわけでなく、命をかけて、地域住民の安全を守るためにしてくれていることです。安全な場所から匿名で2時間も苦情を言い続ける人の気持ちが理解できないです。
3、クマ被害地域の苦労も知らずに誹謗中傷する事を許してはならない。法律で罰するか出来なければ、苦情対応電話には、一分一万円の課金をし駆除費用にするしかないだろう。
4、自粛ではなく禁止とすればいいし、早急に県が条例化するべきだろう。例えば鳥獣等の駆除に関する意見や異議は、それが行われた市町村に対し申し出ることができる。申し出ることが出来る者は、その市町村に住所を有しなければならない。申し出にあたっては、住所、氏名、連絡先を明らかにしなければならない。これに反して意見や異議を申し出る事はできない。申し出の方法は、地方自治体が定めるものとする。などなど。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0d5c0476133201fa7feb10a8baf2f7d88b239c26,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]