静岡県伊東市の田久保真紀市長による学歴詐称疑惑を巡り、伊東市議会は8月6日に5回目となる百条委員会を開催する。田久保市長は、7月31日に辞職を撤回し続投を表明したが、過去の出頭要請や卒業証書の提出を「訴追の恐れがある」として拒否し続けている。市議会はこれに対し、改めて証拠の提出と、「大学卒業」と記載された広報誌の経緯説明を求める方針。
正当な理由なく再度拒否された場合、刑事告発を行う構えを見せている。
市長自らが公的文書で「大学卒業」と記載しながら、証明書の提出すら拒否する現状は、明らかに市民を侮る態度であり、民主政治の根幹を揺るがす異常事態だ。市議会の正当な要求に応じない姿勢は、公職者としての信義を完全に放棄している。
本質的な問題は、証拠を提示せずとも選挙を通過できる制度の甘さと、虚偽の記載を取り締まる実効性ある仕組みが欠如している点にある。また、百条委員会の法的拘束力が十分に機能していないのも深刻だ。
解決策として、①公選時の学歴審査の義務化、②広報内容の第三者監査制度の導入、③百条委員会出頭拒否に対する即時制裁規定の強化が必要である。
政治家の虚言が許される社会は、誠実な市民を裏切る。今こそ、「説明責任を果たせない者に公職の資格なし」という原則を、徹底的に貫くべきだ。
ネットからのコメント
1、今回の場合本人に出る気が無い以上、百条委員会は真相究明できる場にはなりえません。正式な理由なく出頭拒否すれば刑事告訴できる(というか告訴は議会の義務)なので、本当にそのためだけの委員会です。市長は聞かれることが具体的になれば出頭するとか言っていますが、告訴を見据えた「本当は出るつもりだったの!」というためのただのポーズです。もはや出頭して「記憶にない」を連発しても記憶にないことが偽証になる可能性も高いので、そのリスクを田久保市長と弁護士がとることはまずないでしょう。
2、田久保と弁護士の非常識には呆れますね。市民の代表である議会を悪者扱い、敵視、百条に出頭しないなんて前代未聞、殺人事件でもない、公職選挙法や詐称、偽造なら辞職になる程度の卒業証書の提示を拒否、こんな事を認めたら議会の存在を否定する事になります。出頭や、書類の要請を拒否した時点で失職、解散は出来ないようにルールを変えるべき。
3、百条委員会は、市が設けているのですよね。それに市長が出頭を拒否?そんな市長に、議会解散権など持たせていいのですかね?百条委員会の要請拒否は、許されないのですよね。
それに公選法違反の疑い、有印私文書偽造の疑いなど、刑事事件の被疑者の身で議会解散権など行使されたら大変ですよね。首長がこのような人であることを想定して作られた規則じゃないですよね。
4、件の兵庫県知事問題でもそうであったが、偽証等に対する罰則規定の厳しさから百条委員会を絶対視するむきがあったが、全くそうではないことが露呈してしまった。 なんのことはない、出席を拒否すればよいのである。正当な理由のない欠席に対する罰則規定ももちろん存在はするが、欠席理由の正当性を強弁すればよいだけのことである。議会はこのウィークポイントを補完する強制力をもって田久保氏に迫らねばならないことを自覚すべき。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5463ea261d7f5521462b6177e3cfd1f2f0514c71,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]