実写映画『秒速5センチメートル』が2025年10月10日に公開されることが発表され、ヒロイン・篠原明里役を高畑充希が務めることが明かされた。本作は2007年に公開された新海誠監督の同名アニメーション作品を原作とし、主演に松村北斗を迎え、主人公・遠野貴樹の18年間にわたる心の旅を描く。監督は映像作家・奥山由之。高畑は「概念のような女性」だった明里像に不安を感じながらも、台本から「人間」としての彼女に共感を抱いたと語った。
原作の新海監督も完成作を鑑賞し、「泣きながら観ていた」と感動を述べ、実写化に対する深い満足を表明した。
新海誠の名作『秒速5センチメートル』の実写化がいよいよ現実となる中で、ファンの間には期待と不安が渦巻いている。だが、本作のキャスティングと制作陣の姿勢から見えるのは、単なる「実写化商法」ではない、誠実な再構築への意思だ。
高畑充希が語る「概念ではなく人間としての明里」、そして新海監督自身が「泣きながら観た」という言葉は、原作へのリスペクトと実写チームの力量の証明である。実写化にありがちな原作改変や表面的な演出ではなく、本質に踏み込もうとする意志が明確に表れている。
こうした挑戦が成功するためには、①キャストの演技に頼るだけでなく、映像・音楽・構成の総合的な調和、②原作ファンと初見者の双方に訴えるバランスの取れた脚本、③「青春の空白」や「喪失の美しさ」といった作品の根幹を視覚的・感情的に伝える演出力が必要不可欠だ。
物語の「なにもなさ」に詰まった普遍的な感情こそが、この作品の核心。新しい表現手段で再び掬い上げようとする試みにこそ、真の価値がある。これは“消費される実写化”ではなく、“時代を超える再誕”なのだ。
ネットからのコメント
1、高畑さんがどうこうより、年齢的にもう少し若い世代の方をイメージしていました。昔の朝ドラのように、オーディション等で 無名でもキラリと光る若手を抜擢することは出来なかったのかな。
2、原作の第一部は小学生から中学生時代、第二部が高校生時代、第三部が社会人時代だがストーリのメインは第一部~第二部で、大人の都合に振り回される若者の不器用な恋愛を描いたもの中高ですれ違ってしまった主人公とヒロインは第三部の大人時代は一切かかわりが無くなっている高畑さんには何の責任もないが、大人の事情で原作を捻じ曲げて大人時代をメインにする改悪ははやめ全く別の作品として作ってほしい
3、原作を知っている人が見ると何か大きな力が動いたのかな?と思わせるキャスティングってあるよねこれがそうとは言ってないし、そうじゃないとも言わないけれど日本の邦画やドラマはそれがあるから、興行収入などもそうだけど色々とアニメに勝てないんじゃないのかな?伸びないんじゃないのかな?アニメは確かにオファーもあるけれど、どんなにベテランになっても基本はオーディションですし海外も実写は基本的にそうですしそう言うところなんじゃないのかな?
4、もう少し若い人かつ黒髪ロングヘアの似合う人がよかったな。高畑さんはショートカット長くても肩口までの髪型しかないイメージが定着しちゃってる。無名でいいからちゃんとイメージにあった外見の人をオーディションすべきだった。まあ原作通りにやるなら主人公と関わりは一切無く最後に踏切ですれ違うだけで出番はほぼ無いだろうから有名な人を起用したのかもしれないが。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/38a9d4282b973a9ef663f3cb523c2a87daa2bbe6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]