【事件概要】
2025年8月5日、自民党鹿児島県連の森山裕会長が、先の参院選鹿児島選挙区での自民公認候補の敗北を受けて、4日に会長辞任の意向を表明した。しかし、同日の会合で国会議員らから続投の要請があり、5日の記者会見では「県連でのルールにのっとって決める」と述べ、辞任の是非は再び協議される見通しとなった。
後任候補には三反園訓氏と宮路拓馬氏が指名されたが、両氏とも固辞したため、県連の進退問題は流動的な状況にある。
【コメント】
選挙で明確に示された民意に対し、けじめとして辞意を示したリーダーが、その直後に再び続投を求められる。この異様な展開に、多くの有権者は「責任の所在はどこにあるのか」と疑問を抱くだろう。
本質的な問題は、政党内部での自浄作用の欠如にある。選挙の敗北という明確な評価に対して、反省ではなく「身内の慰留」が優先される構造は、組織としての信頼性を大きく損なう。さらに、後任候補が固辞すること自体、後継体制の準備不足や、既得権益の固定化を示唆している。
解決策としては、①県連会長の選出をオープンなプロセスで行い透明性を確保すること、②敗因分析を外部委員会に委託し第三者的評価を導入すること、③幹部人事における任期制と交代原則を制度化することが必要だ。
「一致団結」は重要だが、それは責任の曖昧化を意味してはならない。責任を取らずして再任されるリーダーに、未来を託すことなどできない。政治は自己保身ではなく、民意への誠実な応答でなければならない。
ネットからのコメント
1、予想通りの展開で、出来レースです。鹿児島県は森山帝国で後継者がいない。森山氏が公式に辞意表明し、後継指名された国会議員の三反園氏が続投要請する流れになっている。そして森山氏が県連会長続投。そして自民党幹事長続投の流れだろうね。自分の立場を守るための悪知恵が鋭いですね。
2、いかに責任を取れない人達が政治のトップにいるかこれは大変な事になりますよ何をやってもいいと言う事になりますダメなものはダメと言っても聞く耳を持たないこの事はこれから先間違った方向へ舵を切っても突き進む事になる大変な事になります
3、>参院選鹿児島選挙区での公認候補の敗北を受け、4日の会合で県連会長を辞任する意向が示されたが、出席の国会議員から続投要請があった。県連会長より自民党幹事長を辞任した方が良いと思う人は多いのでは。森山氏の減税しない発言が、自民党が参院選で大敗する大きな原因の1つだったと思うけど。
4、本当に九州の自民党って、終わりですね後継指名された人が、本人に続投要請するなんてあり得ない米の対応を大失敗した坂本哲志を国対委員長に据えてるのも、森山幹事長の権限です岩屋外務大臣やら、福岡厚労大臣やら、もっとチャンとした政治家はいないの?といつも思います
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8eeb061758828bb306a8b931358486bc65c1be1c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]