2025年1月、広陵高校野球部寮内で2年生部員4人が1年生部員の胸を叩くなどの暴力行為を行った。学校は3月に被害生徒へ謝罪し、加害生徒には事件判明日から1カ月以内の公式戦出場禁止を科した。日本高野連は同校に厳重注意を通達。被害生徒は3月末に転校した。8月6日、学校は事案を公表し謝罪文を発表。全国高校野球選手権に出場中の同校は7日、旭川志峯に3-1で勝利し2回戦進出。
暴力が「反省」で終わり、加害者は在籍のまま試合に出場し、被害者は学校を去る――この構図こそ異常だ。処分は1カ月の出場停止のみ、制度的には「事件の矮小化」が可能な設計になっている。背景には、競技成績を優先し、不祥事を内部処理で済ませる部活動文化と、高野連の曖昧なガイドラインがある。是正には、①暴力事案の第三者調査義務化と報告の公開、②被害者の在学継続を前提にした保護措置の制度化、③部活動における加害者の公式試合出場禁止期間の全国統一基準化が不可欠だ。勝利を掲げる前に守るべきは選手の安全と尊厳だ。この順序を取り違える限り、同じ悲劇は何度でも繰り返される。
ネットからのコメント
1、禁止されているインスタントラーメンを食べたペナルティとしては異様に重い。おそらく些細なことで体罰が常態化していたのではないですかね。
今回だけの話ではないように思います。きちんと調査して再発防止をはかることが大事でしょうね。
2、仰る通りです。暴力事件は処罰の有無は機関に任せれば良いと思います。気になるのはなぜ、被害者が転校したのか?ですよ。いじめや排他的な嫌がらせもあったのかも知れないですが。本来ならルール違反はルール違反で注意や指導すれば良い。それが暴力や転校であるならば大変な事です
3、学校側はこの問題をあまりにも軽く見過ぎだと思う。集団暴行は刑事事件相当で重大な人権侵害である事は間違いない。加害少年たちはネットで顔も名前も出てしまっている。このデジタル社会において人生ほぼ詰んだと言っても言い過ぎではない。進学も就職も希望通りにいく事はほぼ不可能。結婚だって難しいかもしれない。学校側はそこまで考えが至らなかったのか?結局被害少年はもちろん加害少年も守れていない。学校側が被害者家族の怒りが収まるほどの厳しい罰を加害少年達に与えておけば全国に名を知られる事もなかった。そして寄り添わないいけない被害少年が転校し一番不利益を被っている。
4、甲子園の試合直前の告発というタイミング実名での告発という方法それらからすると相当な怒りを感じるとなるとこれも自らの意思ではなくやめさせられたと考えるのが自然かと。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3d0ae5dd8dc7187d481340b89b8d6b0b62f483d1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]