トランプ米大統領は22日、ロシアのウクライナ侵攻に対する対応を「2週間以内」に決定する方針を示し、対露制裁の強化も視野に入れていると発言した。21日にはウクライナ西部ムカチェボで米企業の施設がロシア軍によるミサイル攻撃を受ける事件が発生。トランプ氏はこれに不快感を示し、即時停戦に応じないロシアへの制裁強化の可能性を語った。

米露首脳会談後は一時的に制裁を見送り、ロシアの出方を見極める姿勢。プーチン露大統領はゼレンスキー大統領との会談に同意したとされるが、ロシア側は慎重な態度を崩さず、ゼレンスキー氏は追加制裁の必要性を示唆した。

ウクライナ情勢はここにきてさらに不安定さを増し、国際社会の対応が緊急に求められる状況です。トランプ大統領は強力な制裁を科すか否かで揺れ動き、制度の欠陥とその背後にある戦略的不透明性が浮き彫りになっています。まず、即時制裁を実行することで、ロシアへの圧力を強化し、侵攻を止める可能性を早急に高めるべきです。次に、国際的な合意形成を進めて共通の強硬路線を打ち出すことで、ロシアの交渉戦略を迂回させることが可能でしょう。そして、関係国との情報共有を密にし、対露政策の一貫性を持たせる必要があります。

このような大胆かつ賢明な対応が欠如している現状では、ロシア側に暗黙の承認を与える結果になりかねません。国際社会の団結が不可欠です。

ネットからのコメント

1、この記事を読むと「トランプがまたロシアに猶予を与えている」という構図がくっきりしていますね。制裁の姿勢も曖昧で、ロシアに利用されているように映ります。トランプ氏が繰り返す「2週間の猶予」は、もはやロシアへの贈り物に等しいと思います。制裁を本気で発動する気配もなく、するかしないか曖昧な態度では、プーチン氏に時間稼ぎの余地を与えるだけです。ゼレンスキー氏が「強力な制裁が必要」と訴えるのは当然で、攻撃を続けながら会談を避ける相手に、ただの様子見は通用しません。厳しい圧力を伴わない「猶予の乱発」こそが、戦争を長引かせる最大の要因になっているのではないでしょうか。

2、ロシアにやる制裁なんてもうないし、中国とインドへの関税はアメリカの首を絞める行為だから何もできないよ。そもそも中国と何ヶ月も関税交渉してるのに、ウクライナのためにそれが全く無意味になることするわけない。

ウクライナが音を上げるまでロシアはじっくりやればいいから圧倒的有利な立場はロシア。

3、現状以上の強力な制裁はもう無理なのは知っていても言わざるを得ないんでしょうね。トランプの制裁である二次関税でインドや中国を従わせられなかった時点で負けです。(予想はされてましたが…)また、アメリカは現状以上の制裁は難しく、欧州も経済低迷という出血をしながら制裁をかけざるを得ない為、やはりこれ以上の制裁は無理でしょう。 そもそもの話をするならば、ロシアに早期の首脳会談をするメリットは何一つないのですから、だとすればゼレンスキー大統領が大幅に譲歩する以外に手は無いかと思われます。

4、敗戦国がこのようにいうと、どうにも話がまとまらないようになるんでは？ウクライナがおこなったように新たな戦争の引き金を引こうぜという誘い結局世界大戦の危機を招く形参戦はしないけど制裁ならと軽く考えるかもしれないがトラブルを生むものやりすぎれば戦争なのでゼレンスキーの狙いはそこなんでしょう