米農家は時給10円という厳しい状況に直面し、島根県の農家団体が県庁前で緊急デモを行いました。米の価格高騰や猛暑による新米の生育不良が影響し、経営は採算割れとなっています。また、後継者不足により生産規模も縮小しています。デモの参加者は、家族経営の小規模農家を守るために緊急支援を求め、県に対して農家の経営状況の把握や荒廃農地の改善を訴えました。
団体は、「令和の百姓一揆」を島根県でも実現させ、県民に農家の現状をアピールすることを望んでいます。
米農家の現状は限界に近い。時給10円という状況は、農業従事者がどれほど耐え難い現実を強いられているかを物語っている。米の価格高騰や猛暑などの外的要因に加え、後継者不足によって産業の未来は見えなくなりつつある。この問題はもはや農家個人の努力の範疇では解決できない。
問題の本質は、農業の経済的基盤の脆弱さと、それを支える制度の欠陥にある。小規模農家を守るための支援体制が不足し、地方の農業が崩壊寸前に追い込まれている。政府や地方自治体は、農業の持続可能性を確保するための政策を再構築すべきだ。
まず、農家への直接的な経済支援を増額し、米の生産コストに見合った価格設定を目指すべきだ。次に、後継者問題を解決するための支援制度や研修プログラムを強化する必要がある。
さらに、農業の効率化を図るための技術革新を奨励し、地方創生と連携した施策を推進することが求められる。
農業の存続が地域社会にとってどれほど重要かを再認識し、農家が報われる社会にするべきだ。
ネットからのコメント
1、兼業農家だがそもそも家族と親戚の協力の元米作りは実施しているがそもそも自給など考えもしなかったボランティア精神ですねただ令和6年度産からその風向きは180度変わり令和7年度産は概算金の大幅な値上がりもあり現在は自給10円はないだろう具体的には当家はJAには昨年より概算金が60キロあたり8000円それも最低価格保証で買い取ってもらい取り引きのあるお客さんには30キロあたり前年比6000円値上げして売る。それでもお客さんは離れないこれだけ上がれば時給はもちろん米作りに関する費用も価格に転嫁でき収支の大幅な改善ができる
2、時給10円ってホントかな?一日8時間で無休で働いても29,200円ですよ。自分も農家だから厳しいのは理解できますが10円はないと思います。昔は米を作っていたけど小規模だとトラクターや田植え機、コンバイン等を維持することは採算が合わないから大型農家に貸しています。
「米は作る時代から買う時代になった。」って10年以上前に言われていましたからね。水田以外の土地でハウス栽培をしていますが子供に継がせようとは思えないのが現状です。水田は環境保護の為に補助金が出ても良いと思います。耕作放棄地は近隣農家にとっても困るので管理するだけで一定の収益になるようにしてもらいたい。荒れた農地や山は相続放棄されて国に返還されるんだから補助金は国が考えなければいけないと思います。
3、人件費なんて入れなくても赤字の農家も多いでしょうし、ある程度利益が出ている農家もあるでしょう。そもそも、基本的な売上額が、1俵15000円なら1町でせいぜい150万くらい。2万円なら200万。多収米とか企業と直接取引、個人販売や直販除けば。そもそもの労働時間の計算が難しすぎるんですよ。農業は。夜中に水の様子見に行く事もあるだろうし、天気予報を見ながら色々考える事もある。入水中の待機時間は果たして労働時間に当たるのかどうか。明日の耕うんについての計画を晩御飯のあと考えてるのは。資材を買いに行く、お店までの所要時間は。
4、時給の算出根拠(何をコストとして、何を利益としているか)は分かりませんし、10円はだいぶオーバーな気はしますが、実際に苦労はされているのだろうとは思います日本では米の消費が世界でも50位くらいになるほど減少しているのも原因の一つかと思いますが、私は米が好きなので安く美味しく食べられることに感謝です
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e1ff4f110a96bd35a408c1244a2263c8dab78941,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]