中国外務省は15日に、自衛隊の岩崎茂元統合幕僚長に対して制裁を科すと発表しました。岩崎氏は2012年から2014年まで自衛隊の統合幕僚長を務め、今年3月に台湾の行政院から政務顧問として任命されました。中国は岩崎氏が「台湾独立勢力と公然と結託した」として、「1つの中国原則」に反すると非難し、不動産資産の凍結及びビザ発給の拒否、入国禁止の措置を取るとしています。

中国側は以前にも日本に対して抗議をしており、今回の制裁はその延長線上にあるものです。

中国政府による岩崎氏への制裁は、国際関係の微妙なバランスと制度の欠陥を露呈しています。一個人への制裁という形で外交問題を解決しようとする手法は、国家間の信頼関係を損ないかねません。制度の不備として、外交上の自由を制限し過ぎることで、国際的な対話の可能性を狭めている点が挙げられます。これに対する解決策としては、まず国際的な紛争解決機関を通じて対話の場を設け、平和的な解決策を模索することが重要です。また、国際法に基づき、公平で透明性のある手続きを各国が義務付けられるようにする必要があります。さらに、一方的な制裁に頼らず、共通の利害をもとにした対話の促進が求められます。国際社会の価値観とは、強硬さではなく、対話と妥協によって築かれるべきです。

制度的な欠陥を解消し、より公正で平和的な国際関係を築くことが今後の課題でしょう。

ネットからのコメント

1、この件自体は大きな影響はないだろう。が、これはつまり、今後一つの中国に反する企業は財産を没収される可能性があるということ。台湾は中国とは別です、というメッセージを表明した企業の財産没収などもあり得るということ。中国進出は完全にリスクの時代になった。

2、そうか岩崎氏は台湾側にほぼ中国側を念頭に赴いたんだった。まあこれは以前に記事が出ていたので覚えている。台湾側と我が国の国会議員が接触すると、以前から中国側は反発してはいたが、岩崎氏が台湾側に赴いた際には反発はしてはいなかったような気もするが。今頃になって制裁？をする。こういう所が中国側の卑劣な所だ。元自衛官の名前を出してこのように発信する。中国側の外務省もこうやって情報戦を繰り広げる。我が国の外務省側ももう少し強気な発信は出来ないものか。

3、チャイナリスクが露呈してますね資産凍結されちゃうんだもんなこれって在中日本企業も同様なんですよね意にそぐわなければ、工場の資産や資材一式差し押さえられますから中国の法律では可能なんで日本企業は約13000社が中国に進出中雇用を中国国内に奪われ国内産業の空洞化を招いた30年でしたそれによって非正規雇用拡大・少子化が急加速した日本日本政府は、中国との付き合い方を見直し、国力を高め国民が豊かになるように舵取りしてもらいたい

4、日本企業が中華人民共和国に留まっているから、中華人民共和国から宣戦布告されないのかもしれませんね。私は、日本を新疆ウイグルの様にしたくないです。しかし、台湾はこの重圧を絶えず受けているわけですね。日本の基本的な考えも、隣国の傍若無人さを踏まえれば、少し考え直す必要がありますね。