広陵高校は、第107回全国高校野球選手権大会において、8月10日に大会への出場を辞退すると発表した。出場辞退は1回戦後の決断であり、甲子園大会では初のケースとなる。辞退の背景には、1月に発生した部内暴力事案が関わっており、2年生部員4人が1年生部員に暴力を振るった。学校側は処分を下し、被害者は転校したが、SNSで事実が広まり、問題が再浮上した。
広陵高校はその後調査を行うが、対応が後手に回った印象は否めず、学校と日本高野連の対応に疑問が呈されている。SNS時代における情報の拡散と、その管理が一つの教訓となる事例である。
広陵高校が直面した問題に対し、最も重要なのは初期対応の迅速さである。特に暴力事案に関しては、学校側が被害者の声に十分に寄り添っていなかった点が問題だ。今後、このような事件が再発しないようにするためには、まず学校と日本高野連が一貫した透明性を持って事実関係を確認し、適切な処分を行うべきである。具体的には、被害者側の意見をより強く反映させる仕組みの構築、そして情報発信の際にはSNSの影響を考慮した慎重な対応が必要だ。また、厳重注意の公表基準を見直し、今後同様の問題に対してより一層の対応強化が求められる。
ネットからのコメント
1、時系列を整理して考えると、2023年の事案。監督とコーチ、一部部員から暴力や暴言を受けたという話を学校が把握。そんな中で、今年1月に別の暴力事件が発生した。2023年の件は今年6月?にやっと第三者委員会を立ち上げた。どちらも被害者が納得していない。この時点で異常じゃないのでしょうか?高校野球や部活動では当たり前の頻度なのでしょうか?被害者が告発しているものだけで2件。それが全てだとしても普通の頻度?高野連の厳重注意処分って、実はものすごく多いのでしょうか。全体の数自体の公表は問題無い気がするので、公開して欲しいな。もし、高校野球や、特定の部活動のみが特別多いのだとしたら、根本的に何か問題があって、そこを解決しないと繰り返すのでは?ぜひ朝日新聞は調べて報道して欲しい。
2、被害者に寄り添えてないのは、学校関係者の保身そのものです。禁止されていたカップラーメンを食べていたことが発端とはいえ、暴力が許されるはずがありません。当初関わった選手が4人と言いながら、後に10人と訂正しているのは出場停止を避ける為に意図的に隠蔽したと思われても仕方がないです。
地方のスポーツの強い私学ほどマンモス校が多く、部員が多すぎて面倒を見るのは困難です。暴力は今に始まった問題ではなく、過去に遡って行われていたことだと思います。それがSNSの普及であぶり出されたのであって、これを機に一気に改革しないと学校が崩壊します。監督のツテで部員の大学進学枠もあったでしょうが、それもいくつかはなくなるでしょう。OBの金本氏の著書に高校時代のことが書かれていますが、相当ひどかったようですね。
3、これが甲子園の直前で処分の判断が間に合わなかった、とかならまだわかる。何ヶ月も期間があってそれでも解決に至らず。処分も厳重注意と甲子園に関係ない期間に1ヶ月試合させなかっただけ。当然被害者は納得していないが時間だけが過ぎていき被害者は転校で甲子園に出場できず、その間に加害者は堂々と甲子園に出場。高野連は学校の報告に虚偽というか記載されていない別の暴力などがあった時点で適切な対応は難しかったかと思いますが、結果だけ見れば被害者以外の全員でなし崩し的に甲子園を乗り切ろうとしたと見えちゃいますね。
4、正直、捜査機関ではない高野連としては難しい対応だったと思う。個別のビンタ等か、集団暴力かまだ確定していないが、もし広陵の報告に矮小化した虚偽があったなら、長期の対外試合禁止の重い処分をくだしてもらいたい。学校側が虚偽報告をすることのないよう、厳罰が抑止力になってほしいかな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ff2cff386a96f7c1a48e958f434baef7142b55fe,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]