北朝鮮は、昨年10月からロシアの要請でクルスク州奪還作戦に参加し、多くの兵士を派遣しましたが、その存在や戦死者の詳細は長らく公にされていませんでした。北朝鮮の国営テレビが初めて戦地での映像を放送し、戦死者の存在を認めました。死者は600人とされ、兵士たちは自爆攻撃を行うなどして高い士気を示しました。北朝鮮は、他国の戦争で多くの犠牲者を出しながら、自国の義務感や忠誠心を強調していますが、国際的な批判も避けられない状況にあります。
この報道は、国家の命令のもとで命を犠牲にすることを強いられた若者たちの現状を深く考えさせられます。北朝鮮政府が彼らを「義務に忠実」と称賛する一方で、これは人間の命を軽視する行為であると言えます。自爆攻撃を美談として紹介する姿勢は、戦争の悲惨さを覆い隠すものです。本質的な問題は、独裁的国家体制と情報統制によって真実の姿が隠されていることにあります。このような状況を改善するために、国際社会は北朝鮮への働きかけを強化し、人権問題に対する圧力を増すべきです。また、教育や情報提供を通じて、国民が自由に情報にアクセスでき、自らの命を大切にできる社会を目指すことが求められます。道徳性を誤った方向に利用する姿勢は、さらなる人命の損失を招くだけです。人間の命を何よりも尊重する価値観の確立が急務です。
ネットからのコメント
1、人の命の軽さに関して、東アジア全体のイメージダウンになっている気がしないでもない。人類史上一番の負の印象付けをしたのは日本の特攻隊だろうけど、朝鮮戦争での人民解放軍の突撃やベトナム戦争でのベトコンの戦い方など非人間的な戦闘はいくつも実例が挙げられる。
国家と個人の関係で社会構造的に人権という考え方を受け入れないのでは?と見做されても仕方がない。ジュネーブ条約での捕虜の保護規定がなぜ定められているのか、再認識するための材料ではありますね。
2、自国防衛のためではなく、同盟関係のため動員されお亡くなりになった兵士の皆さん、哀悼の意を表します。これは他人事ではなく、日本に侵略戦争が起こった場合、自国防衛のためではなく、米兵が地上戦に参戦してくれるのであろうか?多分、ミサイル攻撃や無人攻撃、航空支援をメインに、ある程度安全が確保されてから米兵の参加になると思う。自国防衛は本当に日本国民は性根を入れて考えて早急に整備しておかないと、侵略戦争が始まったらやられたい放題になる。それは絶対に阻止しなくてはいけない。ドレイになる覚悟があるなら話は別だけど。
3、21世紀になって国家のために命を投げ出すということは…これが自衛のためであればまだしも、他の国の始めた侵略戦争に加担するために命を投げ出したのであれば、やりきれないな。本当に一番前線立つべきは国家の責任者だと思う!
4、ロシアのミサイル技術欲しさに自国の正規軍の精鋭を出し、第二次世界大戦時の技術レベルからいきなり現代戦に晒されてなす術もなく逃げ惑い果ては自爆する。この国に生まれなくてよかったと言うしかない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/21ae129e269ed52dc99307b5765abb35ff450380,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]