韓国政府は、2016年から外国人観光客向けに導入していた美容整形手術費の税還付措置（費用の約1割分）を、2025年末で終了させる方針を発表しました。この制度は、鼻整形や二重まぶた手術など美容医療を対象に、医療観光の活性化を目的として運用されてきました。近年は訪韓医療客の数が持続的に増加しており、政府は制度の役割が果たされたと判断。

今後、国会での審議を経て正式に終了が決定される見通しです。

観光客誘致の名目で、医療の本質を「消費」と「集客」に矮小化した制度がようやく見直される。税還付という特典が、美容医療をショッピング感覚で選ぶ風潮を助長してきたことは否定できない。これは公的資源を使い、外貨獲得のために医療倫理を揺るがせる政策だった。

そもそも、医療は命と健康に関わる専門領域であり、税制の優遇は国民の生命線を支える保険医療や研究開発にこそ注がれるべきだ。持続的に需要があるからといって、制度を維持する理由にはならない。むしろ今こそ、以下の対策が必要だ。

①医療観光制度全体の再評価と線引きの明確化
②外国人向け医療サービスに関する透明な価格規制と監督強化

③収益の一部を国内医療への再投資として義務化

医療は「見た目」の市場であってはならない。税金は、国民の健康を守るためにこそ使うべきだ。

ネットからのコメント

1、日本も早く消費税の還付やめたら？法人も個人も。物やサービスを受けたら消費税を払う。これに外国人も日本人もないでしょう。あとは、輸出企業への消費税還付を早く終わらせてください。消費税集めて輸出企業に払う税金になんの意味があるのですか？

2、旅行者に対するある程度の免税はありなのかもしれないけど、今の日本は移住者にも免税していると思う銀座のOKストアに行くと多くの中国人が日用品や生鮮食品を免税レジにて購入している。これは早く是正して欲しいし、日本人に不公平な制度である。

3、日本もこれだけ外国人の観光客が増えているのだから、消費税の還付をやめるべき。外国人が増えて、日本人が適正価格で宿に泊まれないなんてどうなんでしょうか。

4、日本も見習って免税撤廃でいいですよどうせ観光客なんて好きで来てる人間ばかりだから財源生まれますよ