15日に与党は北陸新幹線の整備新幹線区間に関する初会合を開き、未着工区間のルートについて再検討を始める方針を決定しました。現行の「小浜・京都ルート」は、京都府内の反発を受けて見直しが必要とされ、日本維新の会が提案する7つの代替案を含めて検討することとしました。計画の見直しは9年ぶりであり、年明けから沿線自治体やJRにヒアリングを行い、国土交通省が費用対効果を勘案し最適なルートを探る予定です。
この決定により、建設の遅れは避けられないため、全線開業はさらに遠のくことが予測されます。現行計画の2026年度内の着工は断念され、代替案には京都府亀岡市や滋賀県米原駅を通るルートなどが含まれています。

現行計画の「小浜・京都ルート」は、評価されていた利便性や乗車時間の短さを考慮した結果でしたが、京都府・市が財政負担と環境への影響を懸念して議論は進んでいませんでした。
この問題は根深い利害の衝突を示すもので、社会全体の課題となっています。一度決定された公共政策が地域の反発により覆ることは、国民の信頼を損ねるばかりか、政策決定プロセスの透明性にも疑問を呈します。まず、地域との対話を深化させ、関与する自治体の合意形成を図るべきです。財政負担の軽減措置や環境への配慮を具体化し、地域にとって現実的な選択肢を提案する必要があります。
第三に、国全体の交通網の効率化を視野に入れ、長期的視点での利点を再評価すべきです。社会問題として解決しなければ、他の公共プロジェクトにも悪影響を及ぼす恐れがあります。バランスの取れた決定が、国民の利益と地域の安心を兼ね備えるためには欠かせません。
ネットからのコメント
1、大阪や京都からの利便性・速達性が重視されているようですが、名古屋方面からの利便性はどのように評価されているのでしょうか?北陸新幹線全線開通後も名古屋からは米原経由で特急(しらさぎ)利用なのでしょうか?自分的には北陸新幹線は米原止まりで良いと思います。在来線(北陸本線)をどうするのか?などの課題もあるとは思いますが、工期や工費、需要(利用者数)を考えれば米原止まりがベストではないかと思います。まぁ、反対意見は多いと思いますが…。
2、再検討するなら米原ルート元々コストと時間が少なくて済むし、リターンを考えてもタイミング的に中央リニアが通れば東海道新幹線の過密ダイヤが軽減され、東京-福井間が北陸新幹線経由より安く早くなるので利用客も見込める。
3、①利用者が最も多く見込める②全体的に工事費が安い③難工事が少なく工事期間が短い④B/C比が高いこと、少なくともB/C比1以上は必須条件当たり前のことですが、国の資金を投じる国家プロジェクトである以上は、これ等をしっかりと精査した上で最適案を決定すべきです。
4、敦賀〜金沢、富山くらいに狭軌の三線軌条を敷いて、スーパー特急車両をサンダーバード車両の更新タイミングで開発すればいい。それで、新大阪、名古屋をつなげば、在来線側の改良は最低限で済む。後はちょこちょこ在来線部分を改良して更に高速化を目指していけばいい。ループ線あたりとか。湖西線も風防被せたりして、強風対策進めればいい。それでも無理な時は、スーパー特急方式なら現行通り米原経由の迂回もできる。今一番大切なのは、最短、低コストで直通させること。周辺地域経済への影響が大きい。少なくともフル規格の大深度で40年かける話ではない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/efc9bcac0dd1d45bb41212ec4f334eb8e1550e19,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]