2023年3月に元自衛隊トップである岩崎茂氏が台湾政府の政務顧問に就任したことを受け、中国外務省は岩崎氏に対し、入国禁止などの制裁措置を発表しました。この措置について、自民党の中谷元・前防衛相はBS-TBSの番組で、「自衛隊の高官は現職中に台湾当局とは関わらないと決められており、それは守られていたが、退職後の行動は本人の判断に委ねられている」と説明しています。
一方、中国は台湾に関する問題でこれまでにも対抗措置を取っており、中谷氏は「事あるごとに言いがかりをつけてくる」と批判しました。また、岩崎氏の役職の性質についても疑問が呈されました。

今回の問題は、国際関係における一見平穏に見えて複雑な裏事情を浮き彫りにしています。まず、岩崎氏に対する制裁措置は、中国の主権問題に対する過敏な反応として捉えられ、多くの外交上の課題を映し出します。問題の本質は、特定の国が他国の内政に関与することへの是非であり、国家間の緊張を高める手段としての制裁発動がそれを反映しています。この状況の改善には、外交対話の充実、多国間協力の強化、国際法に基づく解決策の模索が必要です。互いに異なる価値観を持ちながらも、共通の地平を見出すことが求められています。国家安全保障と個人の自由の折り合いをつけることが、今後の課題と言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、TBSのキャスターに、最も基本的なことを尋ねたい。「中国を刺激」」云々いっているけど、もともとの原因は何ですか?中国が尖閣周辺で日本の漁業者にどれだけ圧力をかけていることが根本的に問題であり、悪いのは他国の領海内で地元の漁業者に圧力かけている中国側でしょうが。仮にも公的電波を使用して営業しているのなら、中国が行っている問題行動を詳細に取材し、電波に乗せて周知、問題提起するのが責務でしょう。
2、所謂リベラルは、事あるごとに「人権。人権」と連呼しながら、自衛官や官僚・政治家には、これを適用しないとは、ダブルスタンダードも甚だしい。松原さんは局の社員なら、中立性を保ってほしいです。
3、今回入国禁止、ついこの前はレーザー照射危機、観光宿泊自粛、輸入制限、各種イベントの中止、さらに幼稚とも思えるパンダ引き揚げ、百歩譲ってもやはりこの国の一国に対してやっていることは非常に異常だと思う。この状況を日本のみならず世界がどうみるかが全く分かってない、悲しい国です。あらゆるリスクを回避のためも依存度を減らして頼るべきではない。
他国との連携を強化、拡大して欲しい。
4、現職中は台湾と仲良くするなとは中国に配慮した措置だと思う、そんな政府指示が出ていたとはね、中谷元防衛大臣も今までの言動はかなり中国に配慮して居る感じがしてましたね、幕僚が退官後、台湾の政務顧問になるのは中国を刺激して問題なのかな?中国の政務顧問になる方が問題だろうよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/161f9a63493e82cbec8d39cb0b4c7465683c2a09,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]