石破茂首相(68)は、続投と退陣を巡って揺れ動いている。特に、重要な政策決定や党内調整において頼りにしてきた森山裕党幹事長(80)の去就が、石破首相の今後に大きな影響を与えることは間違いない。石破首相は、参院選後に辞任を示唆した森山氏に対して、「森山さんが辞める時は私が辞める」と語り、粘り腰で宰相の座にしがみつく姿勢を見せている。
一方、高市早苗前経済安保相(64)は、自民党総裁選に出馬の意欲を示しているものの、党内での支持は限られており、特に旧安倍派の支援が中心で、独自の基盤が乏しい。麻生太郎最高顧問(84)との関係も微妙で、現状では高市氏が次期総裁選で勝つ可能性は低いと見られている。8月7日発売の「週刊新潮」では、党内の“石破おろし”の舞台裏を詳報している。
石破首相が示す“しがみつき”の姿勢と、党内での総裁選を巡る動きは、政治の本質的な課題を浮き彫りにしている。石破氏の長期政権における安定と粘り腰は、特にその政策決定の影響力に関して、支持者や党内からも評価されている一方で、古くからの支持基盤である旧安倍派に依存している点では弱点を露呈している。政治においては、新たなリーダーシップの重要性が強調されるべきで、特に支持基盤の拡大と多様化に注力すべきだ。
さらに、総裁選における高市早苗氏の支持状況も疑問符がつく。過去の選挙での敗北や麻生派との微妙な関係を鑑みると、党内での支持基盤を強化するためには、もっと積極的な姿勢と幅広い支持を獲得する必要があるだろう。改革と安定のバランスを取るためには、今後のリーダーが現状を打破するための具体的なビジョンを示し、党内外の信頼を築いていかなければならない。
政治における変革の時が迫る中、次期リーダーに求められる資質は、党内の団結を高め、信頼性と革新性を兼ね備えたビジョンであるべきだ。
ネットからのコメント
1、辞任って、辞める事が目的ではなくて、自分の責任と向き合う為に辞めるんですよ。だから、本来は他の人がどうとかではないんです。それ言ったら、石破さんも裏金議員じゃないですか…自画自賛はするけれど、ネチネチと何を伝えたいか分かりにくいし。石破さん、今日の記念式典で寝てましたよ。そういうところですよ。まぁ、岸田さんも石破さんのスピーチの時に寝てましたけどね。
2、高市氏は右翼ではありません。中道です。ネガティブキャンペーンも程々にして欲しい。
高市氏が出してきた法案、可決された政策をみても右翼だからという軸で練られたものではありません。こういう報道をみると余程左派系は高市氏の総理就任を嫌っていると理解できます。また首班指名において維新、参政、保守が高市氏を推すならば総理誕生の可能性もあると記者もわかっているのでしょう。国民民主がどういう立ち位置を見せるかわかりませんが、小泉氏であれば立憲、社民、共産、れいわが支持にまわり、高市氏であれば維新、参政、保守が支持にまわると予測するならば、おのずとオールドメディアが高市氏のネガティブキャンペーンをするのは普通の事。石破の後釜は小泉でしょうが、スパイ防止法など成立するのに協力していくのは高市氏のみであり、高市氏もそう言っているからです。だからメディアは参政党同様叩くんです。
3、自民党の論理が通用しなくなったことを実感する為にも石破さんには辞めて貰う必要がある。代わりに選ばれる総裁がすんなり総理になれるとも限らず、そうなれば解散総選挙は年内に実施されるでしょう。そこでは政界再編に大きく動くことは必至です。
それを望んでいるんだけど、大手メディアにはお気に召さないらしい。理由は簡単で、リベラル勢力に勢いがない反面保守が活気づいているからだよね。自身の思想と日本の国の為を天秤にかけちゃう危うさには気付きましょう。
4、麻生太郎氏は長年にわたり自民党内で影響力を保持してきたが、その政治的言動には時代錯誤的かつハラスメント的側面が顕著である。2018年の「セクハラ罪はない」発言や、2024年における女性閣僚への外見的言及は、ジェンダー平等や公共倫理の観点から著しく問題がある。しかし、こうした発言が高位政治家の「特権」として黙認されてきた事実こそ、自民党の構造的病理を象徴している。氏の発言に見られる図々しさは、本来なら市民社会の規範と相容れないものであるが、党内の派閥構造と忖度文化により容認されてきた。このような姿勢は、政党全体の市民感覚との乖離を助長し、政治不信を招いている。自民党が信頼回復を図るには、こうした倫理観の欠如と政治文化の旧態依然性を根本から是正する必要がある。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2cf3f0e370a3a9214e42e87d016efa4ec78115ba,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]