仙台育英は8月6日、甲子園球場で行われた全国高校野球選手権1回戦で鳥取城北を5-0で下し、初戦を突破した。しかし、七回終了時に捕手の川尻、八回終了時に右翼の田山が相次いで足をつり、いずれも交代を余儀なくされるアクシデントが発生。川尻は一度復帰したものの再び動けなくなり、仲間に背負われて退場。田山は担架で運ばれた。須江監督は試合後、「次戦には出られる状態」と説明。
鳥取城北の選手が2人に水を渡し足を伸ばすなど助け合いの姿勢を見せたことに深い感謝を表した。
試合の勝敗を超えたこの瞬間は、高校野球の本質を教えてくれた。激闘の末、選手が倒れ込む姿は胸を打つが、それ以上に、敵味方関係なく倒れた選手に手を差し伸べる姿は、人としての真価を映し出す。相手チームの選手たちが見せた行動は「勝ち負け」では語れない尊さがある。勝利を目指す一方で、人を思いやる余白を持てる若者たちの姿に、スポーツが持つ本当の意味を見た。どんなに技術が優れていても、そこに優しさがなければ本物ではない。この日、甲子園で最も輝いていたのは、勝者のスコアではなく、助け合いの「人間力」だった。
ネットからのコメント
1、選手たちはきっと高揚して、実際の気温と体感にズレがあるんですよね…、ベンチでは水だけでなく塩分もしっかり摂ってほしい。
育英は2019年に甲子園で対戦した相手のピッチャーが脱水になった時、水を運んでましたよね。甲子園て、敵味方関係なく打撲にコールドスプレーかけたりと助け合っていて、そういうのを見られるのも好きです。
2、重症ではなくよかった。須江監督は本当に生徒思い、相手チームを讃え、考え方、選ぶ言葉、行動、全てが人格者。こんな監督から野球を教えてもらえる仙台育英選手が羨ましい。素晴らしい監督、選手。
3、いい子たちですね。仙台育英も前にデッドボールだったか何かでボール当たった相手に対してコールドスプレーかけてあげてましたね。こういう優しさいいですよね。
4、暑さ対策の話や、熱中症に関するコメントがほとんどとなっておりますが、須江監督のコメントや見出しにもある通り、鳥取城北の選手たちの行動についても触れてあげてほしいなと思います。レフトの田山選手が足をつった際、いち早く異変に気付いて田山選手のもとに駆け寄っていったのは鳥取城北の選手でした。今や負傷した相手の選手にコールドスプレーやドリンクを持っていくことは、高校野球では当たり前になりつつありますが、当たり前のことを当たり前にできることは凄いことだと思います。
社会人でもなかなか出来なかったりすることもありますが、高校球児たちには、これから野球を続けるにせよ続けないにせよ、社会人になってもそういった行動を率先してできる人であってほしいなと願っています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a5a8f7c899b714200b4fd0e99629d39f128bd75e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]