中国経済は史上初めて1兆ドルの貿易黒字を達成したものの、それは国内で消費できない製品を過剰に生産し、採算度外視で海外に輸出した結果である。12月にこのニュースは世界を驚かせた。中国各地には、売れ残った電気自動車の「墓場」が広がり、経済活動が資源の浪費に陥っている現状が見え隠れする。習近平国家主席は、この状況に対し「誇張のない堅実な成長」を求め、現実を無視した無謀な資源投入を厳しく批判している。
国内の消費低迷や不動産バブル崩壊の影響で、中国経済の「需要なき成長」病が深刻化しており、持続可能な発展が求められている。

中国の経済モデルは深刻な歪みに直面している。国内の消費不振が続く中で、過剰生産に依存し貿易黒字を膨らませているが、これが持続可能な成長ではないことは明白だ。問題の本質は、市場のメカニズムを無視した政策的な誤りにあり、国家が上からの指示で無理やり消費を押し付ける姿勢が見受けられる。この問題を解決するためにはまず、地方政府や企業への過剰な成長率目標の緩和、資源投入の決定に市場の動向を取り入れること、そして内需を刺激するための経済改革が必要だ。習近平主席が指摘するように、経済は数字だけでなく、国民の実際の豊かさを追求することに重きを置くべきである。単なる数字の追求による経済モデルではなく、持続可能で本質的な価値を追求する経済改革を進めるべきだろう、国家はその責任の重さを認識し、行動を起こす必要がある。
ネットからのコメント
1、政府が補助金を出し激安商品を作り海外に利益なしで売り捌く。つまり、政府の補助金を外国に無料で渡しているのとイコールだ。随分気前の良い話だが、海外もそんなんで価格破壊されては秩序や国内産業までやられてしまうので、常軌を逸した生産活動をまずは需要と供給もいう当たり前の視点で見直して貰いたいものだ。
2、エコであるはずの電気自動車を作るために、環境にも資源にも人にも多くの負荷をかけているのは明らか。ダンピングで輸出した車は少なからず日本でも走っている。エコカー減税の恩恵もあり、購入する人は割と安価で購入できる事にメリットを感じてるかもしれない。車は必ず故障するので、アフターも含めて考える必要もあるし、手放す時の下取りも考慮する必要がある。加えてどこの国でどんな背景で作られているかも考えると、中国のEV車はとても買える代物ではないと思うし、補助金の対象からも外すべきと思う。
3、事実、貿易黒字があるのであれば、海外に売れているということであり、それを習近平が、憂いているとすれば、その理由は何か、この記事を読んでも全く分からない。
黒字か大きい可能性として考えられるのは、輸入が少ないことである。中国国内の消費が落ち込み、輸入が減った結果ではないのか?
4、ひと昔前のコンビニ恵方巻きと同じ構造本部が過剰な販売目標を立て、製造し販売しきれない量を、各店舗に押し付け結果大量の廃棄をもたらした本部には利益は残ったが損した店舗オーナーの恨みをかった中国はこれと同じことを世界第2位の大国で行っていて、経済実態を伴わない安値販売は各国の産業を潰してしまう恵方巻きを押し付けられる余力は世界の国々にはもう無いのだ
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3f7f1e93eafaa602724655ff6ed08a0b77a19bf1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]