衆院議員定数削減法案について、自民党と日本維新の会の間で緊張が高まっています。維新は今国会での法案成立を求め、自民側と話し合いを行いました。しかし、自民党内での成立に向けた機運は低く、通常国会への先送りが濃厚です。この背景には、法案の「自動削減条項」に対する忌避感や反対論があり、党内には造反の懸念も存在します。維新は自民党の態度に不満を募らせ、他の法案への協力をちらつかせて自民党に圧力をかけつつも、党内での見解の一致には欠けている様子です。

この状況を考えると、現状は明らかに不健全と言えます。制度改革を目指す法案が、担当する特別委員会が休眠状態であること、与党との調整不足により成立の見込みが低いのは問題です。まず、国会運営の透明性と効率性の向上を図るべきです。次に、野党協力を実現するための対話の場を増やし、政治的駆け引きだけでなく実質的な対話を心がける必要があります。そして、党内での一致した意見形成を促進するリーダーシップが求められます。これらの対策を通じ、真の改革を実現するための道筋をつけることが重要です。現在の政治の停滞を打破するため、全政治関係者が真摯に議論を進める必要があります。
ネットからのコメント
1、維新のよくないと感じることの一つが、敵を作りながら成果をアピールする手法に頼りすぎていること。あまりに無闇に使うものだから、悪目立ちしています。
大阪府では多数を占めている故に通用する、迅速で勢いのあるトップダウン型の政治も、国政では交渉や歩み寄りが弱いのでむしろ欠点になってしまっています。吉村氏と藤田氏の言い分も同じ日に違うなんてこともあります。この状況で国民に冷静に評価しろというのはいささか酷なもので、そりゃ集中砲火もされるでしょうね。明日は赤旗新聞日曜版で藤田氏の政治資金還流疑惑の続報スクープを名指しで予告されています。どうなることやら。
2、でも連立離脱しないでしょ。維新としては本丸の副首都構想ができていない。定数削減は目くらましのために急に拵えたものだ。自民としても衆議院過半数を維持したい。双方文句を言いながら、しばらくは連立が続くと思う。ただこの相互不信は大事なところで一気に情勢が動く要因にはなると思う。なんというか、維新が切られそうな予感がする。
3、何よりも、「目的」が大切です。この場合は、「身を切る改革」を実質的に進めるという内容と目的を重視すべきでしょう。例えば、私自身は、「定数の1割削減」より、国会議員にかかる経費全体の「2割削減」の方が有意義だと考えます。
私は、中規模、あるいは小規模な政党、新興政党について、将来的に多くの民意を反映した政策の実現に寄与する可能性をつぶしてはならないものと考えます。むしろ、その可能性は大きく残すべきです。コメント欄において、「アメリカと比較したら多い!」などの暴論が少なくなり、アメリカでは立法の多くを州議会が担い、また、欧州諸国と比べるとむしろ議員は人口比で少ないことなどが指摘され、冷静に議論されているのは大変よい傾向です。この際、2党の合意の枠組みに左右されず、国民的な議論の下で決めるのがよいでしょう。
4、補正予算に国民民主、公明が賛成してくれたように維新が離脱しても政権運営は何とかなると自民は思っているのだろう。小選挙区を含めた議員定数削減は自民党内でも反対する議員は多いし、無理して成立させる必要もないということだ。維新は自民以上にスキャンダルが多くイメージが悪いし選挙協力にプラスになる訳でもないので何時でも切っても構わないというのが本音だろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/dc11e8a596b27806c2a244dfed86935c021c44ea,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]