事件概要:木徳神糧は、2025年6月中間連結決算において、純利益が前年同期比約4.5倍の37億円に達したと7日に発表した。コメ不足により集荷競争が激化し、価格が高騰する中、同社は調達ルートの拡大を図り、安定供給に努めた。さらに、小売業者の値引き販売が減少し、仕入れ価格の転嫁を実現したことが利益増加の要因だと説明している。
しかし、同業界では6月に小泉進次郎農相が業界の好業績に疑問を呈した際、木徳神糧は「取引価格の不当な操作や流通制限は一切行っていない」と反論している。
コメント:業界の状況が一見好転しているように見える中で、木徳神糧の純利益の増加は確かに印象的だ。しかし、その背景には一部の疑問もつきまとう。コメ不足が過熱した集荷競争を招き、価格が高騰している現状で、企業は安定供給を目的として調達ルートを拡大し、その結果として利益を得たと説明している。だが、業界全体でこうした競争が続くと、消費者にとっては依然として不安定な価格動向が続く可能性が高い。
もしこのような状況が続くのであれば、より透明性のある価格設定や供給調整が求められるだろう。また、業界内での価格操作や流通制限が行われていないことを証明するため、さらなる監視体制や規制強化が必要だと感じる。
企業と政府は、消費者にとって公正で安定した供給がなされるよう協力すべきである。
ネットからのコメント
1、今迄が多売薄利だったからとの言い訳は一般人には受入難いでしょ。前年比4倍は普通に見て一気に利益上がり過ぎ。しかも1次卸がこれですから…。末端付近の卸は今迄通りの多売薄利を強いられてると言う事になると思うが?でなければ小売が前年比倍ではなく4倍近くになっててもおかしくない。
2、昨年1200億程度だった年間売上が1600億を超える見通しで、コメの値上がりに伴う大幅利益増である点は間違い無いところでしょう。木徳神糧は増配するとのことであり、大株主として名を連ねている農協や農林中金に配当金が支払われることになります。コメの値上がりに苦しむ国民からの批判は避けられないと思います。
3、NISAや株をやっているなら、証券会社のwebサイトでこの会社の業績を見てみればよく分かると思います、過去10年間の営業利益の推移で2025年ほど急上昇した年はありません、500%と言ったって薄利だから僅かな利益でもそうなるんだとか数字のマジックだとか言い訳していましたが、過去10年そんな変動はありませんでした、なぜ2025年だけ? って思うのが当然でしょう
4、仕入れ値2倍、儲けも2倍ならまだわかるけどね。小売価格が前の3倍にはた達しないくらいなのに、卸売がそんなに儲けてたら批判も殺到しますわ。農家の利益が4.5倍なら全然いいんだけどね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/85efc15121daaaf2f939451b001189d501491e48,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]