結婚式業界は、新型コロナウイルスの影響で価値観の変化に直面している。挙式を行わない「ナシ婚」や写真撮影だけの「フォト婚」が注目される中、市場はコロナ禍前の水準の約8割までしか回復していない。岐阜県瑞浪市の結婚式場「イル・クオーレ」は閉館を余儀なくされ、物価高や人口減少が影響したとされる。厚生労働省のデータによれば、婚姻件数はピーク時の約半分に減少し、業界では小規模化や合理化が進んでいる。

各社は小さな結婚式やユニークなサービスを提供し、生き残りを図っている。

結婚式場業界は現在、大きな変革の時を迎えています。コロナ禍を契機に「ナシ婚」や「フォト婚」などの形式が人気となり、以前とは異なる価値観が現れています。しかし、この変化は業界に深刻な影響を及ぼしており、経済的な理由や社会的な習慣の変化で、多くの式場が閉館を余儀なくされています。特に小規模化や合理化を求められる現在、かつての派手な結婚式は姿を消し、合理的で低コストな選択肢が優先される社会となっています。業界ではこの厳しい状況を打開すべく、新しいサービスや経営戦略が模索されていますが、経済的、社会的環境の根本的な改革を急務としています。政府や業界団体には、地域社会と連携しながら、文化的価値の維持を図る取り組みが求められているでしょう。

結婚式の文化は大切なものです。社会全体がその価値を再評価し、豊かさだけではない幸せを追求する具体的な方策が必要です。

ネットからのコメント

1、結婚式に上司と職場のチーム全員を呼び友達の出し物やプロフィールビデオなどをやっていた世代だが、振り返ると意味があったのかと思うものもある。ケーキカット写真をやたらと来客に撮らせるのとか、ブーケトスとか。場合によっては失礼な催し。自分の職場では義務のように上司とチーム全員呼ぶ文化だっが、今は仲のいい人しか呼ばなくて賢いと思う。結婚式やお葬式、各行事において形式的なことやしきたり的なもの、科学的根拠理由のないものは時代が進むと価値観の変化でなくなっていく。中でも、内心「面倒くさい」「本当は望んでいない」というものほど失われやすい。コロナで行事の整理が加速したように思う。

2、少子化で縮小していく社会の中で婚姻数も減り、結婚式の規模も小さくなっていく。でも、ホテルや結婚式場で披露宴…なんて文化は日本の歴史の中ではほんの最近に始まったことだし、それが形を変えていくなら時代に合わせてまた新しい結婚を祝うスタイルの商売を始める。それが正しいんだと思う。

3、意味の無い儀式、私が思うには虚礼が廃止されるのは当然の流れかと。厚い信仰心に基づいてやるのだったらそれは決して否定しませんが、バイトの外国人が神父、牧師役をやっているような儀式になんの意味もないと思います。諸外国の一部にあるように、神父など宗教側からの証明が届けの際必要になるなら式も不可欠になるのは分かるが、我が国では役所に単に婚姻届出せば良いだけなのだからやる意味が本当に何もない。

4、18年前ですがナシ婚でした。夫も私も結婚式に価値を見出せなかったし、お互いの父が既に他界してたのもあります。入籍後は母達を呼んで4人でちょっと良い店でお食事をしました。私達夫婦はそれで満足でしたね。結婚費用はそのまま貯蓄へ。それから3年後、中古住宅購入の際のリフォーム費用に充てました。