川崎重工業(以下、川重)が海上自衛隊潜水艦用ディーゼルエンジンの燃費性能データを改ざんしていたとして、防衛省は「指名停止」処分を検討中です。この問題は、川重が商船用エンジンの検査でデータを改ざんしていた不正を調査する中で発覚しました。川重は2002年頃から約20年間、改ざんを繰り返しており、潜水艦の安全性や性能には影響がないと報告されています。
しかし、契約不履行の判断から指名停止期間を2.5カ月とし違約金を検討中です。川重は防衛装備庁との契約実績で上位に位置しており、この処分は「防衛力の抜本的強化」に影響を与える可能性が注目されています。

この事件は明らかに批判の対象であるべきです。川重のデータ改ざんは、防衛省や海上自衛隊のみならず国全体の安全保障に関わる重大な問題です。この不正行為は企業としての倫理の欠如を示しており、適切な管理体制や監督の欠如が浮き彫りになっています。まず必要なのは、川重の内部監査システムの徹底した見直しです。透明性の確保と信頼性の向上に向け、外部からの定期的な監査を導入すべきでしょう。また、政府は防衛装備の調達や管理体制の再評価を行い、再発防止策を策定する必要があります。川重の不正行為は、企業倫理と公共安全の対比を生み出しており、このような行為が許容されることはあってはなりません。
今後の処分と改善を通じて、真の意味での防衛力強化を達成するための一歩を踏み出すべきです。
ネットからのコメント
1、防衛関係の入札には、これもポイント制で入れるべきだと思います企業モラルは防衛にとっては重要なことですかつ別な話になりますが、作ってるのは中小もたくさんあるわけで、そこには外国人いっぱいいますまた人がいなくて継続制が担保できないところもあります形だけの機密保持は危険だと思いますし、金額以外の継続性や懲罰などの観点も入れていただきたいです
2、不正は当然処分されるべきだと思うただ防衛装備は一般の公共事業以上に利益率が低く一方で求められる責任と品質要求は極めて重い分野でもある代替企業が限られる中で違約金や長期の指名停止が重なれば企業撤退や技術の空洞化を招き結果的に国防上のリスクになりかねない倫理の担保と防衛産業を維持する現実的判断は切り分けて考える必要があると思う
3、まあこの件で日本の潜水艦建造スケジュールに影響が出ることはないでしょう。というか出ない程度の処分ということになる。
しかし自己申告したとはいえ川重はお粗末ですね、三菱とのライバル意識もあるのでしょうけど、しっかり実力で性能発揮してほしいものです。まあそもそも性能基準が現実的なものなのかも確認したほうがいい気がしますけどね、海上性能は問題ないというのであれば。
4、データ改ざんせずに、要求性能がどうしても出ないのなら、その時点で、防衛省側と交渉、打ち合わせを行い仕様変更を要求して仕様書改訂ができなかったのしょうか。普段から防衛省側との風通しの良い関係をつくることが今後の関係性に於いてもいいことだと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ba67e34b4c12b9237e7ca2badbe70f0361434e80,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]