細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』は、期待された大ヒットには届かず、興行的には苦戦しています。初週末の興行収入は2億7000万円で、前作『竜とそばかすの姫』の初週末興収8億9000万円の約3分の1という出足です。公開2週目にはランキングTOP10からも外れました。SNSでは作品内容やストーリーへの批判的な意見が多く、公式Xによる「大ヒット上映中」の宣伝も逆風を呼んでいます。

映画業界のヒットの基準が変わる中で、作品規模や期待値に対しての不満が高まっていることが示されています。

細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』を巡る状況は興味深いです。映画の公式Xが「大ヒット上映中」と宣伝する中、実際は困難な興行収入を示しています。映画業界において、ヒットの基準は変動しており、その中での作品の評価と観客の期待が乖離していることが明らかです。映画プロモーションの方法論、特に公開前の大量露出が逆効果となった背景、また観客の求めるストーリーとの不一致など、映画制作とマーケティングの改善が求められます。映画業界全体が変わり続ける中で、成功するための柔軟なアプローチが不可欠です。次作への期待があるならば、より深く市場のニーズを探求し、作品内容の精査と調整を図ることが大切です。

映画制作における挑戦は続きますが、新たな革新と創造の可能性を探るべき時期が来ています。

ネットからのコメント

1、うちの近所のシネコン、ドルビーシネマの枠をコレが取ってる正直直前の座席予約見たらど真ん中一人だった貸し切りやないかと劇場側も切り替えたいだろうなあと未だに国宝と鬼滅の刃観客入ってるしそっち増やした方が売上上がるよと

2、そりゃあ劇場はガラガラでも388の劇場で公開され、一つの劇場で10回以上枠を使えばそれなりの観客数になるよね。おかげで2度目行こうと思った作品がとっとと終わってしまった。本作はこの記事にも書かれているように主人公の表情は豊かだし、作画、動きは素晴らしく、背景も美しいのだけど、如何せん話の辻褄が合わない点が多く、内容は暗く、面白くない。初期の細田作品とは全く別物でした。映画やドラマは如何に俳優の演技が素晴らしく、絵が美しくても、作品の内容がつまらなければどうしようもないという見本のような作品だったと思う。

3、大前提として低予算で作られている映画と多額の予算を使い、大規模プローモーションを行い、300ものスクリーンで公開されてる映画とでは興収１０億と言っても全く意味合いが違います。

その意味ではやはり今作は大コケとしか言いようがありません。大ヒット上映中って文言はどんなつまらない売れてない映画でも使うので全く意味のない言葉だと思います。

4、そもそも細田作品は映像は綺麗だがストーリーが突っ込みどころ満載で映画として見れるレベルでは無いというのが個人的な見解です直前の地上波連続放映で、スカーレットを見る気を無くした人も多いかもしれませんそもそも中世ヨーロッパのような雰囲気の世界に現代の看護士が転生？というだけで、雰囲気をぶち壊しではないですかねですが、急に始まるフラッシュモブは悪評高く、逆に見てみたくなりました。踊る看護士が「ジョイマンみたい」と言われているのもポイントが高いですね