休載します。
『北斗の拳』は、武論尊先生が原作を手掛け、原哲夫先生が作画を担当した、世界中に多くのファンを持つ人気漫画です。本作は豪快なアクションや人間味あふれるキャラクターが魅力で、連載終了から35年以上経った現在も読者の心をつかんでいます。武論尊先生は、キャラクターやストーリーの設定を柔軟に後付けで展開していくことが多く、「場当たり」的な手法を笑いつつも、その結果、多くの感動的なエピソードを生み出しました。
特にキャラクターの深みを増すための「嘘」と、根底にある「読者へのサービス精神」が成功の鍵として語られています。例えば、ケンシロウの象徴的な胸の傷や、シュウのエピソードも初期設定にはなく、後から付け加えられたものです。
この作品の成功は、原先生と武論尊先生の良い意味での競い合い、「いいケンカ」がもたらした結果でもあります。両者の卓越した才能と読者を喜ばせたいという思いが『北斗の拳』を不朽の名作にしたのです。
『北斗の拳』の成功例は、創作において設定や構想が必ずしも初めから完璧である必要はないことを物語っています。創作者にとって重要なのは、固定概念に縛られず、柔軟に物語を成長させる能力です。読者の期待に応えるために常に新しいアイデアを探求し続ける姿勢が、作品を魅力的なものにしています。
まずは読者の反応をフィードバックとして大切にし、ストーリーを改良し続けること。このような武論尊先生と原先生のアプローチにより、読者の心を掴む作品が作られ続けているというのは重要です。設定にとらわれすぎず、時には再構築を恐れない柔軟性が、今後の創作活動でも役立つ指標となるでしょう。
ネットからのコメント
1、当時の漫画のほとんどがそんなもんだろキン肉マンもマスクマン設定になったのは途中からだし男塾なんてもうめちゃくちゃでも漫画なんてファンタジーなんだからそんなもんでいいのかと今の漫画はカチッとしすぎて伏線回収とか面倒くさいだけのネタも多いですからね
2、北斗の拳を含む、当時のジャンプの漫画って本誌で読んでるとノリと勢いで読ませるから、毎回視聴者の度肝を抜く何かしらの超展開があって引きがうまいから、おお!次が気になるって思って翌週までが楽しみで仕方がなかった。1週間が今と違ってすごく短く感じたし。
コミックスでまとめて読むと色々矛盾とかあるけど、それでも気にならなかった。本当に好きな漫画ってのはそういうのも込みで好きだからね、多少の粗なんて気にしない。描く方も読者を楽しませるために試行錯誤して、いろいろアイデア出してそれを突っ込んでたから、その場限りの勢いとノリで作ってたんだろうし、それを受け入れる読者にもおおらかさがあった。ほんと、いい時代だったと思う。
3、設定は後付け・・・ 読者は知っております。当時から。 連載当初の設定は19XX年、核戦争後の関東周辺でマッドマックスのような世界観だったのが、連載が進むうちに、いつの時代のどこの国の話よというふうになっていきました。校内の争いから最後は地球侵略を目論む宇宙人との戦いになってしまうような当時の少年ジャンプあるあるですね。ドラゴンボールだって鳥山先生は連載開始当初あのようなストーリー展開は想定していなかったでしょう。北斗の拳には勢い、パワーがありました。 北斗三兄弟の他にもレイ、シュウ、ジュウザなど魅力ある登場人物達、名言の数々。 あっ。ジャギも兄弟でしたね。
「兄よりも優れた弟などいない」。武論尊先生は軽く話されていますが、原先生共々面白くするために大変な苦しみ、苦労があったのではないかと思います。
4、日本だけが突出して漫画文化が発展した理由は漫画雑誌というシステムの存在が大きかったと思う。特にこの時代までは多少の不整合など気にせず読者の反応に合わせてドンドン進めていく。このダイナミズムこそが発展の源泉だったんだろうな。 まあ人気が出りゃ引き延ばし、出なけりゃ打ち切りなんで一度に見返すと一つの物語としての完成度が高い作品が滅多に無いって弊害はあったけど。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2fe3cfc76797e3c3c46c96c064bb6c0e7eb9a4cd,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]