ロシアによるウクライナ侵攻は、2022年2月に始まり、4年目を迎えているが、終結の兆しがない。プーチン大統領は、ウクライナ東部・南部4州(ドネツク、ルハンスク、ヘルソン、ザポリージャ)のウクライナ軍撤退、ウクライナのNATO加盟断念、「非ナチ化」と「非武装化」などの条件を掲げている。これらの要求はウクライナにとって受け入れ難く、西側諸国から非現実的と批判されている。
地政学的な要素と国内政治の安定を狙うプーチンの方針に加え、ロシア経済への制裁も影響を及ぼし、交渉に障害をもたらしている。米国や欧州諸国の動きが今後の鍵を握るが、迅速な和平には課題が多い。
プーチンのウクライナ侵攻は、数々の問題を露呈しており、今後の国際政治を左右する重要な局面を迎えている。彼の条件設定は、侵略行為を正当化するだけでなく、国際秩序への挑戦を示唆している。まず、国際法を無視した領土要求は許されるべきではない。第二に、ウクライナの主権を侵害する試みは、民主主義と国際安全保障体制の根幹を揺るがす行為だ。第三に、ナチズムを口実にしたプロパガンダは、歴史の悪用であり、信用できない。これらの問題を打開するためには、国際社会の一貫した制裁とロシアへの圧力を強化する必要がある。欧米諸国はウクライナを支援し続け、真の和平を追求しなければならない。
現代の国際社会は力ではなく、対話と法を尊重する価値観によって成立すべきであり、そのためには我々の行動が不可欠である。
ネットからのコメント
1、プーチンがウクライナのNATO加盟反対に執する。例えば、フィンランドは今回のウクライナ侵攻でNATOに加盟を決断した。無論、加盟に対してはハンガリー等も反対しなかった。国境線の長さから言えば、フィンランド:1,340kmウクライナ:1,974kmと大差はない。フィンランドのNATO加盟は許容出来るが、ウクライナの加盟は許容出来ない理由は?紛争中はボスポラス海峡の軍艦の航行は出来ない。地政学的に見たら、黒海よりバルト海を抑えられている方が影響力がある様思う。それでも、フィンランドの加盟には何ら反応を示さず、ウクライナの加盟には、拒否反応を示す。地政学的、軍事的な観点からではなく、プーチンの歴史的な観点からではないか?「ウクライナ、ベラルーシは我々と一蓮托生でないといけない」みたいな感覚。ウクライナ人にとってみたら、迷惑至極な考え。
2、所謂「対外戦争」は、独裁者に取っては国内引き締めの格好の手段で、自己の権力の維持に極めて有効なのですが、同時に「勝利が必須条件」と成ります。
その点では、ウクライナ紛争にもし勝てなかったら、プーチンは政治的生命は勿論、下手をすれば本物の命すら危うい訳で、自国民に如何なる犠牲を強いようとも、戦争を遂行してしまうのでしょうね。
3、トランプ・プーチン首脳会談から数日が経過した。一度は笑顔で融和的ムードを演出したプーチンだが、今は全く動く気配が無い。予想通りの展開だが、つまりはプーチンの口車に乗せられ新たな制裁を先延ばしさせ時間稼ぎされただけであり、また今後どちらにでも動ける道筋を作りプーチン有利の様な状況。ならばいっその事米国とNATOがもっと積極的にウクライナ支援に動くべきだ。露は軍備も兵も不足してる。今こそウクライナに軍事支援を増強し領土奪還を行うべきだ。直接派兵も選択肢の一つ。露にも北がついてる。今反撃されたらプーチンはかなり苦しい筈。一気に領土を奪還しNATOに加入する。するとプーチン政権は終わる。
4、プーチンとその取り巻きの幹部たちは失脚を恐れて、ウクライナの受け入れ不可能な条件でしか停戦や和平交渉が結べないでいる。ロシアとて西側陣営の経済制裁や金融制裁で青息吐息の状態だと思うが、資源の安売りで何とか持ちこたえている状態だと想像する。
エリツィンも最悪な人物を、後継者に選んだものだと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ac45ae62a05dd5734bb7926d259d0ec7bbbfdd9e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]