2025年12月8日、青森県で震度6強の地震が発生し、多数のけが人と建物被害が報告されました。気象庁は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表し、1週間程度の注意を促しました。特に家具の固定など日頃からの備えの重要性が浮き彫りになっています。1996年以降、家具による死者数は14人で、そのうち9人が「本の落下」が原因でした。
30代から60代の死者が多く、特に独居者は発見に時間がかかりがちで、救助が遅れることが問題視されています。狭小な住環境での家具対策を支援する政策が求められています。
この地震被害は、現代の社会が抱える重大な問題を浮き彫りにしています。強い揺れで引き起こされた家具の転倒により、本が落下して犠牲者が出たという現実は、私たちが日常的に無視してきた脆弱性を示しています。家具の適切な固定が犠牲を防ぐにもかかわらず、政府や自治体の取り組みが不十分であることは明白です。
この問題の本質は、家具対策を十分に支援できていない制度にあります。特に賃貸住宅や狭小な住環境に住む人々に対する具体的なサポートが欠けており、結果として独居高齢者や中高年層に大きなリスクをもたらしています。政府は地域特性に応じた家具固定のガイドライン策定、補助金制度の整備、居住環境の改善など具体的な対策を早急に進めるべきです。
最後に、私たちはこの問題を軽視することなく、家族や自治体と共に協力し合い、命を守るための対策を日常に根付かせる努力を続ける必要があります。
ネットからのコメント
1、本に限らず、物が多い方は、できるだけ処分したほうが身を守ることにつながりそうですね。基本的に背の高い家具は危険だと思います。倒れてきても平気な高さの家具しか、部屋には設置しないほうがよいです。嫁入り道具で購入した桐の箪笥や、大きな仏壇の下敷きになって亡くなったケースもあります。そういった大きな家具は、実家にある方も多いかと思います。いずれ処分するなら、早めに処分したほうがよいと思います。
2、自分は経験していませんが、阪神・淡路大震災の被災地域に住んでいたこともあり子供の頃に色んなお話を聞くことがありましたが、家具が倒れるのではなく飛んでくると聞いて、率直に怖いと思った記憶があります。縦揺れと横揺れで違いはあるんだと思いますが、どっちが来るかなんて分からないし、やっぱりある程度の固定は必要なんだろうなと思いってます。正直、家の中がぐちゃぐちゃになるくらいならまだマシで、寝るところには大きな物が飛んでこないように置かないか固定しておくべきかと。防災グッズとかを用意してて、取り出しやすいように棚に並べていても倒れて下敷きになると取り出せないし、この辺も気を付けないとなと感じますし、都度都度見直しくらいはと思ってやっています。
3、阪神淡路大震災で亡くなった方の症例の調査ってのが行われていて、家屋倒壊や火事で亡くなった方は多かったんだけれども、家具(箪笥や本棚)の倒壊で下敷きになった方も多かったんだ。あの時から意識が変わって、家具固定のグッズが多く売りに出されるようになりました。命は守れます。自分次第です。備えは大事。他人事ではないんです。
4、阪神大震災の経験者ですが、家具が倒れる。ではなく、跳んできます。どの方向かはそのときの揺れ次第です。下からドンと地鳴りがして家具が浮き上がる。とてもじゃないけど立っていられないくらいの揺れ…というか体感的にはジェットコースターで振り回されてる感じ。何十年も前ですが、それ以来寝室には物を置かない。あっても3段ボックスくらいの本棚。家具の固定、TVの固定はもちろんですが、ガラスに飛散防止の透明シートもはって、割れたくない家具は引き出しに入れてるけど、それも…震災のときのコンビニの動画を見れば少しは分かると思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/01a4be089cae4a9249556741cf7af854f4e3243a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]