2023年、ある交通事故が報じられました。自宅マンションから自転車で公道に出ようとした相談者が、自動車に追突されました。事故により相談者は打撲、頸部痛などのケガを負い、自転車も大破しましたが、物損事故として処理されました。その後、相手方の保険会社から「車の修理費(約35万円)と相殺したい」と提案され、受け入れない場合は費用負担の可能性もあると告げられました。
相談者は、自分に責任があるのか疑問を抱き「法律Q&A」に相談しました。弁護士によれば、道路交通法上の優先順位により、相談者にも一定の過失が生じるケースがあるため、過失相殺による支払い義務が発生し得るとのことです。

この事件は、交通事故被害者に課せられる過失負担の課題を浮き彫りにしています。不合理に思える制度は改善が必要です。交通事故では、被害者も加害者も共に過失を負うことが多く、この事故でも例外ではありません。しかし、制度の運用が被害者に過度な負担を強いる状況には問題があります。まず第一に、事故の調査と過失割合の設定を透明かつ公正に行うため、第三者機関の積極的関与を考えるべきです。次に、事故被害者にアドバイザーをつけ、保険会社との交渉を支援する体制を整える必要があります。さらに、公共啓発を通じて、交通法規や保険の理解を深めるべきです。
適切な制度設計で、理不尽な負担を被らない社会を実現しましょう。
ネットからのコメント
1、公道を走っている以上、車であれ自転車であれ歩行者であれ事故に遭う可能性は常にある。そして保険会社は基本的に賠償金を払いたがらない。どうせ分からないだろうと踏んで専門用語を並べ立てて保険会社(加害者側)の有利な条件で和解をしようとする。私は自動車の任意保険に自転車保険特約と弁護士の特約は必ず付帯するようにしている。保険なんて使わないに越したことはないが、万が一の時に自分が被害者でも加害者でも必ず必要になる。交渉の際に弁護士が入っていると保険会社の対応は全く違ってくる。経験上、必須の特約だと思う。
2、要は敷地から出ようと車道に飛び出した自転車に車道をルールを守って走ってた車がよけきれずに突っ込んだ、って事故だよね?だったら自転車側に過失があるのは当たり前。むしろ過失割合3割が低すぎるってところかと。はっきり言って自動車側が被害者です。全額払ってもらえるなんて思ってた自転車の運転手側の思考にむしろ驚愕しています。
3、以前、自転車で交差点を直進中に、強引に追い越し右折をしてきた車に跳ねられました。
自転車はフレームが曲がり再使用不能。自分は頭を打って病院に運ばれました。結果、骨折等はなく擦過傷だけで済んだのですが、後になってから相手の保険会社が「交差点内の事故なので自転車も責任がある」とか言ってきました。当然、自分は被害者と思っていたので、相手が右折車を追い越して直進レーンから右折してきたこと(車の過失大であること)を伝え、車の修理費を求められるなら治療費に健康保険を使わない旨を言うと、全額相手方弁済+慰謝料で決着しました。保険屋は被害者救済より値切るのが仕事なので、相手の持ち出しが増えそうな交渉をすると対応も変わるかと思います。
4、家族が短い間で自動車事故に遭った。事故の概要は①右折待ちの停車時に後ろからノーブレーキで追突②走行中、対向車線の車が滑ってセンターラインを越えて右前方より追突(車は廃車)です。どちらも過失割合は相手側が『100』てした。どちらも人身事故になります。①の損害賠償(怪我、休業)の交渉時、損害保険会社からは自賠責保険基準の提示が有り、私は増額出来ないかと交渉したが応じない。
代理人(弁護士)を使うと伝えと『どうぞ』と回答が有ったので『弁護士特約』と使用した。交渉後、損害賠償額は大幅にアップ。②①の交渉中に事故が発生したので、同じ弁護士へ対応を依頼。初めから弁護士基準で損害賠償額を交渉し、満足行く結果となった。『弁護士特約』は年間数千円です。『弁護士特約』を使用しても、翌年度の保険料増額にはならないので、必ず『特約』は付帯させた方が良いてす。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2742e52f6b66848eca95fe91fcbd649e899d4d72,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]