事件概要：2025年8月9日午前11時頃、栃木県那須町で、84歳の無職男性がイノシシにケガを負いました。男性は地元の猟友会メンバーで、わなにかかったイノシシを駆除しようとしたところ、イノシシが暴れ出し、男性の両足に牙が突き刺さりました。その結果、男性は10針以上縫うケガを負いました。イノシシは体長約1メートルの成獣で、同町から依頼されて設置されたわなにかかっていました。

男性は狩猟歴50年のベテランであり、これまで猟でケガをしたことはなかったと報じられています。

コメント：この事件は、長年の経験を持つベテランハンターが予期せぬ事故に見舞われたものです。イノシシの暴れ方からも、野生動物との接触がいかに危険であるかを再認識させられます。しかし、問題は単に個人の不運だけではありません。野生動物駆除に対する安全対策の不備や、自然環境との関わり方に改善の余地があることは明白です。今後、このような事故を防ぐために、わな設置時の注意点や、より安全な駆除方法の導入が急務です。まずは、ハンターや駆除担当者に対するさらなる教育とトレーニングが必要です。次に、駆除を行う際の安全設備や補助的な装備の導入を進めるべきです。そして最後に、地域社会と連携した早期警告システムの構築を検討することが必要です。

自然と人間が共存する社会において、危険を最小限に抑えるための対策は一刻も早く求められます。

ネットからのコメント

1、弘法も筆の誤りか…。いくら罠に掛かった手負いの猪でも、今生の終わりだと思えば捨身で向かってくるもの。間合いやタイミングもあるけど、10針で済んだのは幸いだったかもしれない。突進されて腿を猪牙で抉られたら、その場で動けず失血していた可能性だってあったと思う。本来なら世代交代で、若手が担わなくてはいけない所、その年齢までご苦労様ですと言いたい。

2、罠に掛かった猪でさえ人間に対して大怪我を負わしてしまう。熊が可哀想だとクレームを入れる人達は熊等の獣がどれだけ危険か分かっていないのだろう。

3、今、熊の被害が色々言われているが、イノシシも危険極まりない。確かにお年ではあるがベテランハンターでもケガをする。ウリ坊は可愛いなんて言ってはいられない。(イノシシ生息地のすぐ近く在住です。)

4、50年のベテランでも高齢になると反射神経は鈍くなってくるだろうし足腰も弱くなってくるから猪の力には負けてしまうだろうね。

ハンターさんの命が助かって良かった。怪我が早く回復されますように。