8月21日、気象庁が全国的に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。これによると、8月27日から東北太平洋側を皮切りに、関東甲信、東海、近畿、中国、四国、九州北部・南部と奄美地方で、平年気温を最大+2.6℃以上上回る「かなりの高温」が予測されています。沖縄地方は8月29日から、気温が急上昇する可能性があります。この気象条件は「10年に1度」の異常事態とされ、熱中症リスクが極めて高まります。

また農作物や家畜に対する影響も懸念されています。気象庁は積極的な熱中症対策、健康管理、農業・畜産の適切な措置を呼びかけています。

気候変動がますます深刻化する中、10年に1度レベルの高温が日常化しつつある現状は憂慮すべき事態です。人間の生活だけでなく、農作物や家畜にまで影響を及ぼす異常気象は、持続可能性から大きく逸脱しています。問題の本質は、地球温暖化を食い止めるための取り組みに対する対応の遅れと、政府および社会の過小評価にあります。短期的には、国を挙げて熱中症対策や情報発信を強化すべきですが、根本解決には以下の3点が不可欠です。第一に、国家規模で脱炭素の具体的な工程を策定し、より厳格な実施を推進すること。第二に、異常気象のデータ収集・分析を強化し、農業などへの影響を事前に予測可能にする技術を拡張すること。

第三に、温暖化の影響を受けやすい地域への支援を国際的に強化し、携帯可能な技術と資金を提供することです。このような対策がなされない限り、人々の生活は気候と共に悪化せざるを得ません。いま求められるのは、これ以上の悪化を許さないという覚悟です。

ネットからのコメント

1、言葉の使い方を見直すタイミングにきているのでは？・10年に1度いいえ、この5年では毎年。｢近年と同じように｣に言い換えるべき。・平年並みどこからどこを切り取っている？例えばこの５年平均気温と過去数十年間の平均気温を比較すると全然違うのでは。｢過去5年平均｣と改めるべき。・残暑お盆を過ぎたら使っていた。でも近年は１０月まで35度を越える様な日もある。残暑は徐々に涼しくなるなかで暑い日をさすイメージがどうしてもある。誤解を招かないためにも災害級の暑さに言葉を選ぶべきだ。

2、「10年に一度レベル・・・」もう毎年のように聞いている。気候変動で今後ますます夏の酷暑と集中豪雨は進行し、やがては食糧難の時代がやって来るだろう。そして食料を巡って戦争も。

化石燃料を過大に消費する行き過ぎた経済活動、目先の利益の為に地球と人類の寿命を縮めている。

3、お盆が過ぎたからそろそろ酷暑はやめてほしい。沖縄の方が最高気温低いのに驚きです。この高温の中、近所の車の下で猫がぐてーっと寝ていたんですが、野生動物にとっても過酷な夏ですよね。

4、酷暑で日照り続きだったので、公園の大きな木が枯れて行ってます今年はセミの鳴き声も少ないし、バッタや青虫も昨年ほどは見かけませんこんなに暑くても公園内は木々が生い茂って涼しかったのに戸建て住宅も共働きで庭の手入れを嫌がる人や虫嫌いな人が増えてセメントの駐車場ばかりアスファルト道路やコンクリートばかりの環境では、ますます温暖化が進みます東京は少しは緑化対策しているし海に近いからかまだマシですが、内陸の埼玉なんて灼熱地獄です