株式会社ガイナックスは1984年に設立され、多くのヒット作を生み出したアニメーション制作会社でしたが、2024年6月に破産を迎えました。原因は、無計画な経営や個人への無担保貸付、経営幹部の私物化などが挙げられています。旧経営陣による不正な権利移譲や資料譲渡の問題もあり、これに対し株式会社カラーは訴訟を提起し、和解に至りました。
破産整理は2025年12月に完了し、42年弱の歴史に幕が下ろされました。関係者への感謝と共に、旧経営陣への批判が記されています。

ガイナックスの破産は、アニメファンのみならず業界全体に深い影響を与えた事件です。それは単なる経営不振による倒産ではなく、経営陣の無責任な行動と私物化による破綻であり、信頼の崩壊の結果とも言えます。ガイナックスは数々の名作を世に送り出し、一時はファンの熱狂を集めましたが、その終焉は過去の栄光に泥を塗るものとなりました。根本的な問題は、経営陣が自らの利得を優先し、会社の存続への義務を果たさなかったことにあります。今後、このような悲劇を繰り返さないためには、公正な経営管理と透明性の確保が不可欠です。具体的には、1つ目に厳格なガバナンス体制の構築、2つ目に経営への定期的な第三者機関の監査導入、3つ目に業界全体での倫理観を高めるための教育と指導が求められます。
この問題を深く学び、再び同じ過ちが繰り返されぬことを強く願います。作品への情熱が形骸化しない未来を創るために、今こそ全てのアニメ制作関係者が再起を掛ける時です。
ネットからのコメント
1、6年前にダイヤモンドオンラインに載った庵野氏による特別寄稿にも、もろもろの問題や(株)カラー設立の経緯、そして最後にもうかつての友人関係には戻れないことへの残念さがつづられていたけど、やっと決着ついたということなのかな。庵野さんおつかれさまでした。次の作品楽しみにしてます
2、当時、明るみになる前からガイナックスがヤバいと2ちゃんねるでタレコミされてたがここまでになるとは想像出来なかったな。しかもそれらが眉唾じゃなくて本当の事実だから内部か関係者の誰がタレコミしたんだなと話題にもなってたししかし庵野秀明監督もこの友人やらいざこざやらありそこから元代表のわいせつで捕まったり精神的に追い詰められながらもエヴァンゲリオンと向き合ってたのは凄いわ寧ろ庵野秀明監督さんにもお疲れ様ですと言いたいよ
3、結局ガイナックス経営陣は、「会社」ではなく「サークル活動の延長」の感覚だったのかな。
だからヤバくなったら、ろくに社会的責任も取らずに逃げ出した。それが何を意味するか考えもせず。ガイナックスに関わるイザコザに時間を割かれたくなかった、という庵野監督の言葉は重いと思います。完全に相手を見放してないと、中々出てくる言葉ではないでしょうから。
4、いろいろ残念としか言い様がないガイナックスの顛末ですが私のような単なるファンであっても、一番残念に思うのは山賀博之氏ですね今にして思えば王立宇宙軍にしろ、才能ある集団の中で山賀氏の個性は見えにくく映画監督というよりは、単なる作業をまとめる現場監督ではないか、という評は当時からありましたしかし、王立宇宙軍が名作となり得たのは、実は脚本ではないかと私は思っていますともすれば間延びしがちな内容を、メリハリをつけて最後のロケット打ち上げまで持って行くこれがなかったら「作画が物凄かったね」と話題になるだけで、歴史に埋没したでしょう今でも時々CSで放送されたりはしなかったかとそして0080。脚本9割と言える出来の作品だと思います或いはトップ二話を書いたのは山賀氏らしいですねこのホンを読んで、庵野氏は監督を引き受けたとか監督でなくとも、才があるのは確かな人なのに、残念です
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a7d276bd8b45f755de8206f3b7a740b55174f2a3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]