沖縄南東の公海上空で、10月6日、中国海軍の空母「遼寧」から発艦したJ15戦闘機が航空自衛隊のF15戦闘機に対し2回レーダー照射した問題が発生しました。これに関し、中国は10月9日夜、X(旧ツイッター)に「反論の余地がない証拠」として、事前に中国側が飛行訓練通告を行い、日本側が「了解」したとする英語音声を公開しました。小泉進次郎防衛大臣は、中国側の公表を受けて、事前通報がなかったと反論しています。
音声では、中国側が「訓練海域・空域が事前に公表済み」と伝え、日本側が「了解」と応じたとされており、中国側はこれを受け、日本の反応に疑問を呈しています。

この問題は、国際的な軍事コミュニケーションの透明性と信頼性の欠如を浮き彫りにしています。本来、互いの利益と国際的な安全を守るためには、すべての軍事行動が適切に通知され、認識されなければならない。しかし、今回のケースでは、一方の国が透明性を強調する一方で、他方の国はこれを否定しており、情報の矛盾が存在します。まず、情報の一貫性を確保するために国際的な監査機関を設立し、各国の軍事報告を検証することが必要です。また、軍事交流の場を増やし、直接対話により誤解を減らすことが求められます。さらに、国際軍事訓練の日程と場所を公式に共有することで、その透明性を確保するべきです。
価値観が対立する状況は、国際平和に有害であり、各国が誠実さを持ち、協力して行動することが不可欠です。
ネットからのコメント
1、何をどうやったら訓練していることへの了解がレーダー照射の正当性に繋がるのか……公海上で演習をしていたなら、それを監視されるのもまた公海上での自然な行動に他ならない。なぜ中国軍がここまで後出しで情報を出してくるのか。それは中国軍自身もこれが詭弁に過ぎず、正当性の証明にはならないことを理解しているからだ。
2、自衛隊支持派。中国は話をすり替えようとしている。根本的な問題は自衛隊機に対する意図的なレーダー照射行為であり、それによって自衛官が危険にさらされたということである。百歩譲って、中国側から公開された音声について意見を述べるのであれば、公開された護衛艦側の音声は、表現や発音が不自然で、機械的な応答にしか聞こえない。中国の国営メディアの対応は計算された意図が見え隠れするが、そもそも、護衛艦の乗員に直接確認すれば済む話である。それでもなお疑念が残るのであれば、中国側が公開した音声データと護衛艦の乗員の音声を照合および音声解析すればよいであろう。
日本は中国の虚勢に付き合っていられるほど暇ではないのだよ。
3、これは日本側、中国側ともに検証した記事でしょうか?チェックがないこんな記事は大問題ですが、日本のメディアとして大丈夫でしょうか。普段すこし芸能よりの記事を拝見しておりますが、これは政治、軍事問題です。軽いノリではない事を祈ります。
4、在日米海兵隊を統括する第3海兵遠征軍のロジャー・ターナー司令官は9日、中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射に関し「最近目にしてきた中で、特に挑発的だ」と警戒感を示した。>中国による挑発的行動が「ここ数年、飛躍的に増加している。日本側と確実に情報共有している」と、自衛隊との連携をアピールした。>>
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2c0f97156517b1fb0672a5c121a8479359d23692,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]