2023年12月9日に実施された「現役ドラフト」のオンライン会議で、全12選手の移籍が決定されました。この試みの4度目となる今年は、「2巡目指名」を活性化することを目標に、選手獲得に積極的でない球団の参加も認める形でルールを一部改正しました。しかし、期待に反し、2巡目での指名は行われませんでした。会議は約40分で終了し、議長のNPB保科求己法規室長は、2巡目に関する指名無しの結果について「望まぬ結果であり、改善の必要性を検証する」とコメントしました。

この結果は、ドラフト側の意図が十分に反映されていないことを示唆するものでした。

今回の現役ドラフトは、特に2巡目指名の実現がされなかったことが強く疑問視されています。制度変更にもかかわらず結果が伴わなかった背景には、参加球団の意欲や制度そのものの有効性に問題があると考えられます。この事態は、選手のキャリア形成とチームの戦略性において大きな影響を与えかねません。改善策として、まずは球団間での更なる意識改革が求められます。次に、選手の才能が正当に評価されるための指標や基準の見直しも必要です。また、制度そのものを魅力的にするために、指名が行われた際のインセンティブの明確化も急務です。現在の結果は、意欲的な参加を促すための改革が未だ不足していることを物語っており、これを契機に有効な改善策を講じることが重要となるでしょう。

ネットからのコメント

1、時期が悪すぎるドラフトも契約更改も終わり来季への布陣がほぼ固まりきったところでとりあえず選手交換しておくか感が強いせめてオールスターブレイク辺りに開催出来れば怪我でポジションが空いたチームや中継ぎがあと1枚あれば、というより今のチーム状況に適した選手の獲得に動けるしチャンスも増えるだろう

2、ルールというよりも、実施する時期に問題がありそう。新人ドラフト後で、戦力外の再雇用もほぼ終わり、FAと外国人補強を除いてはほぼ来季のチーム構成が決まった後の実施だと、球団としても現役ドラフトに出す人数が多いとチームの戦力バランスに狂いが生じてしまうという懸念がありますので、なかなか前向きにたくさんの選手を出そうという考え方にならないような気がします。

3、MLBだと選手は一定年数所属すれば強制的にFAになる自動システム更にルール5ドラフトも一定条件を満たせば強制的にかかるシステム（球団側がそれを避けるためにロースター枠に入れる事も珍しくない）つまり移籍を活発化させるには「○○の条件を満たせば強制的に候補になる」というルールを設けるべきかと現状では移籍させる選手の選出が球団に全て委ねられているので出場機会が少ない選手の救済処置という目的が達成されにくくなっている

4、むしろ改善点が無かったらやべぇよ発足して3年4年で完成するシステムなんてありえない少しずつ改定していって、選手にも球団にも勿論ファンにもメリットある制度に成熟していったらいいじゃん現時点でも細川や大竹、田中瑛斗など人生変わって大成功した選手は出てるんだからさ