1970年7月、北海道のカムイエクウチカウシ山で福岡大学ワンダーフォーゲル部の学生5人がヒグマに襲われる事件が発生しました。最初の遭遇は7月25日、学生たちはヒグマを火とラジオで追い払うことに成功しますが、その後も幾度となく襲撃されます。5人は逃走を試みるも、うち1人が死亡し2人がはぐれます。残った2人は工事現場で保護され、3人の遺体は後日発見されました。
この事件を受けて、日高山脈中部の登山は禁止され、ヒグマは射殺されました。
この事件には批判型のコメントが適しています。
ヒグマに襲われた福岡大学ワンダーフォーゲル部の事件は、自然界での人間の活動に伴う重大なリスクを改めて示しています。当時の認識として音を出せば熊が逃げるというものがありましたが、結果的にそれは命に関わる誤解となりました。制度的には、危険動物に関する情報の周知や安全な登山ガイドラインが不十分でした。この問題の背景として、情報不足や緊急時の対応に関する一般的な意識の欠如が挙げられます。解決策として、まず自然公園管理者による動物の出没情報のリアルタイム共有システムの構築が必要です。次に、登山者への緊急時の対応マニュアルの徹底。最後に地域住民と観光客への意識啓発活動により、自然のリスクに対する理解を深めることが求められます。
自然の美しさと共に潜む危険に向き合い、より安全なアウトドア活動ができる社会を目指すべきです。
ネットからのコメント
1、この事件を教訓に、50年以上登山者がヒグマに命を奪われる事件がなかったのに、一昨年の大千軒岳、先日の羅臼岳と続いてしまいましたね。福島町の事件も明白に人間を獲物と見なしていましたし、今までの常識が通じないと思って対策していかないと。シンプルに駆除して数を調整する以外はないと思いますが。
2、自然界に入れば人間は脆い。だからこそ覚悟は必要。これは鉄則。クマに遭遇した。逃げるべき。ただ逃げられないのであれば、戦うしかない。ただ人間を襲撃した熊は駆除が当たり前。二次被害に繋がる可能性が急激に高くなるからだ
3、カムエクの福岡大学の事件の日は確か他の大学のパーティーもヒグマと遭遇してますがすぐに下山を開始してて無事。この福岡大学のパーティーだけが物珍しかった為かヒグマをしばらく見物し即下山しなかった。ヒグマの習性を知らずに絶対にしてはならないことをしてしまった結果大惨事となった。当時はネットはないので九州の人が北海道のヒグマの習性を知るのは難しかっただろうと推測します。
4、ちょっと気になって調べたことあるけど、この事件が起きる何日か前にも他の大学の山岳部が追いかけられリュックを奪われた事件があったみたいね。リュックを諦め下山したとかだったと思うけど、その時の遭遇時で既に人間に向かって警戒せず寄ってくる様子があったという話だからワンゲルの時にはもう何度も「人間から食べ物を得る」成功体験積んでたんだろうなって。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e90a6fb79816109c48eebe2488b60e4633d8333b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]