セ・リーグは2027年シーズンから指名打者(DH)制度を導入することを決定した。これにより、長年の伝統であった「9人野球」が終わり、パ・リーグに続いてDH制が採用されることとなった。決定の背景には、国内の高校野球や大学野球が相次いでDHを導入し、セ・リーグとパ・リーグの格差を解消する目的がある。また、投手の負担軽減やエンターテイメント性の向上が期待されている。
しかし、元ロッテ選手で評論家の里崎智也氏は、DH導入に対する異論を唱え、選手の出場機会減少や、セ・リーグの格差解消には疑問を呈している。特に高校野球での格差拡大や、選手の育成に対する懸念を表明している。DH導入は、日本の野球界にどのような影響を及ぼすかは今後の数年で明らかになるだろう。
里崎智也氏の指摘は、選手の起用方法や戦術に大きな影響を与える可能性がある。特に「代打の神様」などの従来の役割が減少し、選手の出場機会が限られる可能性がある点は懸念材料だ。DHの導入は確かに野球をダイナミックにする可能性がある一方で、伝統的な野球の魅力を失わせるリスクも伴う。しかし、これは決して避けられない進化であり、野球界全体が時代の流れに適応する必要がある。新たなシステムがどれほど効果的に運用されるか、関係者は綿密に準備を整え、観客に新たな魅力を提供できるよう努めるべきだ。
ネットからのコメント
1、投手は基本的に打席に立っても自動アウトみたいな存在ですけど、稀にチャンスで打ったりしたときの面白さもあったのは事実だと思う。DH導入することで、野手にとってはスタメンが1枠増えることになるので活躍する機会は増えるでしょうね、打撃は良いのに守備がイマイチだからスタメンで使いにくかった、みたいな選手って居ますからね。まあ要するに記事にあるように、DH導入しようがしまいがメリットデメリットはあります。特に古参のプロ野球ファンは投手が打席に立つ機会がなくなるのは寂しく感じるかもしれませんね。
2、編成面でも起用面でもDHをうまく活用できるチームが長く強いチームにできるかもしれないね。主力を長く使いながらその上で世代交代に向けて経験を積ませることができる。逆に上手く使えないと何も上手くいかないかも。ベンチメンバーもどういう起用するかでどこに厚み持たせるかも変わりそうだ。昔はセリーグ強かった、というが、今って情報社会ですし、どのチームも設備投資したり、練習の質も上がってる。そうなってくると、純粋に打撃に立つ回数が増えて経験が増えてってのは大きなアドになりうる。
まぁ昔ってチームによって大きく差があった。かなりの根性論オンリーなチームもあるし超絶貧乏球団もあったし笑 単純な比較は難しい。
3、DHがいるから打力的に有利だ。こう原氏は考えたように思われるのだけれど、DHという制度があるからこそ、球団の編成力とそれを使う監督等の指導陣のセンスが試されるように思う。里崎氏が言うように投手交代も、次の回にピッチャーに打順が回るしという、大きな決断を要さず交代できる今とは違い、交代は今なのかどうなのか?と決断力と判断力が試される。監督人事なども、これまで通りではなく柔軟性がある監督や、しばらくはパ・リーグ経験のある人材の登用が増えるかもしれませんね。
4、『センスのある投手が主軸を打つことの多い公立校がどうしても不利になります。ますます格差が広がるんじゃないですか』これは言えますね。センスのある投手で打撃も一流となると投手としても打者としても外せないわけですから、指名打者使えないでしょう分業とか生かすなら、強豪校の選手層が厚い方が圧倒時に有利ですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/aa2e8893bedbf94139f7d31d3c5680711c3a8faa,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]