名古屋で発生した85歳の高齢ドライバーによるスイミングスクールのマイクロバスひき逃げ事件は、運送業界やタクシー業界における高齢化問題の象徴ともいえる事態です。背景には、悪条件がつきまとう運送業界への若者離れがあり、ドライバーの半数が50代以上を占める現状があります。高齢者特有のリスク(体力の衰え、認知力低下など)による事故率上昇が確認されていますが、適齢診断や企業独自の訓練で対応する試みも見られます。今後の課題として自動運転技術や安全装置の積極導入が挙げられますが、迅速な改善が求められています。

運送業界の高齢化問題が今回のような重大事故に繋がる現状は、社会全体が解決を迫られる緊急課題です。まず、高齢ドライバーが生じる背景には、業界特有の長時間労働・低賃金という構造的問題があり、これが若者を遠ざけ、高齢者に負荷がかかる悪循環を生んでいます。
運送業務は社会インフラに不可欠である反面、現場の繁忙とリスク負担へ十分な対策が行き届いていない現実に衝撃を覚えます。

制度的に解決するには、以下の措置が考えられます。第一に、ドライバー労働条件の抜本的改善、特に賃金向上や労働時間短縮を進め、若者を積極的に受け入れる環境を整えること。第二に、高齢ドライバーの適性をより厳格に評価できる診断プロセスの導入。第三に、安全運転支援システムの普及を国と企業が補助しながら加速させることです。

安全第一の精神を軽視し続ければ、事故は個別の運命ではなく、社会全体の責任として跳ね返ります。この課題への対策は、単なる未来の議論ではなく、今を生きる全員が直面する問題であるべきです。
鉄壁の安全意識と速やかな行動が、次世代への責務と言えるでしょう。




ネットからのコメント
1、70歳以上の高齢者が付けるマークは現在強制や付けなくても罰則はありません、ですがタクシーや今回のスクールバスの様に人を乗せる職業として車を運転する人には付ける事を義務付けと罰則を法化して頂きたい、タクシーなど止めて乗ったところどうみても運転に不安を感じる『高齢者』に当たる確率が高い、最初から分かっていれば乗らないですむ、何かあるより自分の安全、命を守るため職業運転手に高齢者マークは『義務』としてほしい。
2、規制緩和で運送会社も増え過ぎて価格競争が過ぎて現状があると思います。そして孫請けまであったらなかなか賃金も上がってこない。運送会社ももう少し淘汰され適正価格でないと走れないってならないと、賃金も上がらないし根本的に若い世代が入りづらいと思いますね。いまだに基本給が1桁万円で手当がないとまともな給料にならないのはいかがかと思います。その上、働き方改革で残業も減ってしまうのでは若い世代では無理でしょう。事故でもあれば給与から天引きする会社も多いですし、病気やケガでもしたら傷病手当もアテにできませんしね。業界全体が変わらないと、、、
3、これ、ちゃんと利用者から徴収すれば良い問題なんだよ。安全な送迎には、お金がかかるってのを当たり前の世の中にして行かなきゃ。送迎のお金を取らなかったり、安くしたりするから、安くドライバーを使わなきゃいけなくなってるでしょ。少なくとも高齢や病気による心配は、子供の送迎に持ち込んじゃダメでしょ。あの部活の遠征の事故も、保護者から移動費の高さの声が前にあったんじゃないの?で、あんな異常な依頼をするようになったんだと思ってる。
子供の安全は金以下なのか?保護者達は良く考えなきゃいけないよ。
4、介護施設の朝晩の送迎の運転手の募集を良く見かけますが、朝晩合わせて4時間の仕事で5千円程度にしかならず、応募して来るのは、ほとんどが高齢ドライバーだそうです。磐越道バス事故なども、運転手の問題だけでは無く、運転手の確保ができないほど低い待遇にあると思います。賃金の大幅アップ、長時間労働の見直し等運転手の待遇改善に取り組まないと、更に運転手の確保は難しくなり、高齢者に依存し続ける状況は、構造的に事故のリスクが高くなり続けると思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/003aed804512740d6a78653b85f3b2281dbf8d91,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]