事件概要
2025年7月31日、大阪市で発生した未払い代金問題に関する裁判が注目を集めています。大阪市の建設会社「一六八建設」は、アンゴラパビリオンの工事を担当していましたが、下請け業者への代金支払いが1億円を超え未払いとなっており、その原因として経理担当者の着服が明らかとなりました。
経理担当者は、売上金約1億2000万円を自身の経営する会社に送金し、不正に着服していたとされ、すでに警察に告発されています。2つの下請け業者は未払い代金約5800万円の支払いを求めて大阪地裁に訴えを起こしました。また、大阪府は一六八建設に対し、無許可でアンゴラパビリオンの工事を請け負ったとして、30日間の営業停止処分を課しました。
コメント
この問題は、経理担当者の不正が原因となり、下請け業者が不当に犠牲になった典型的な事例です。建設業界での「下請けいじめ」や支払い遅延は、社会全体にとって深刻な問題です。このような不正が続くと、業界の信頼性が損なわれ、特に経済的に厳しい立場にある中小企業や個人事業者が長期間苦しむことになります。
問題の本質は、経理担当者の個人的な不正行為だけでなく、企業全体の管理体制や監査体制の欠如にもあります。責任者の監督不足は、最終的に多くの無実の従業員や協力企業を巻き込みます。
解決策としては、まず企業内部の監査強化が急務です。また、建設業界における支払い義務を法的に強化することが求められます。加えて、こうした不正行為を未然に防ぐために、業界全体で透明性のある取引慣行を推進すべきです。
社会の価値観として、正直と誠実は最も重要であり、利益よりも誠実な取引が尊重されるべきです。このような不正行為を見過ごすことなく、しっかりと対処することが今後の業界発展に不可欠です。
ネットからのコメント
1、下請け企業に依頼した企業が下請けが労働したのに代金を下請けに未払いなんて大問題だよこんな事案が多くなったら下請け企業が倒産する可能性がある企業同士の取り引きに信用を失う可能性がある支払いが現金で取り引きで無ければ企業間の取り引きが出来ない可能性も発生します下請け企業の告訴で多くの損害賠償を勝ち取る事に期待しております
2、経理担当の「貸付金を回収した」は、証文がないと裁判では認められないでしょうね。どういう用途で使って、今どこにあるのか?という流れになるでしょうね。経理担当がごねたら、民事裁判から刑事裁判になる、詐欺事案として。その前に和解になるという判断もあるでしょうけれど、全額を払えなければ、この経理担当は刑事事件として起訴されるでしょうね。
3、これで万博協会や大阪府に面倒見てあげろとか言う人の顔を拝んでみたい。民民の契約で経理が着服したものを、行政や万博協会が責任を負う根拠を熱く語ってほしいな。
4、経理担当の横領が原因だとしても、そんな事は下請業者に関係無い。一六八建設は支払いに相当する金銭を受け取っている訳だから、責任を持って支払いするのが筋。個人的な話ですが、30年位前に元請会社倒産により約200万円の被害を受けた事があります。若気の至りという事もあり、頭に来て、相手の社長宅に凶器を用意して帰宅を待ち構えていた事もあります。既に夜逃げした後だったらしく、未遂で終わった事は幸いでしたが。金銭トラブルというのは人を狂気に駆り立てる面もあります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f263b89fed2992d707465a26b4fdcca7f6de4595,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]