レアメタルの調達難は生産現場にとって極めて深刻な問題です。中国の外交関係悪化を背景とした輸出規制強化により、特にタングステンの対日輸出が2023年2~4月の間にゼロとなりました。この結果、代替調達を余儀なくされた国内企業では生産コストが急上昇し、製品価格が大幅に引き上げられています。住友電工では価格を最大6割引き上げ、三菱マテリアルでは6月受注分から3倍以上の価格改定を実施しました。一方で、輸入依存度を下げるため、リサイクルの取り組みも進められています。

この状況は単なる供給問題にとどまらず、経済的な競争力やサプライチェーンの安定性に重大な影響を及ぼしています。一国の輸出規制によりここまで多大な影響を受ける現状は、制度的欠陥を顕著に示しています。これを社会的警鐘と捉える必要があります。
解決策としては、以下の3点が考えられます。
経済の一部を他国の政策に左右されることは、独立した国として危うさを露呈するものです。今こそ迅速かつ持続可能な資源戦略を立て、将来の危機に備えるべきではないでしょうか。タングステン問題を契機に、供給リスク回避の重要性を再認識する必要があります。
ネットからのコメント
1、まさに日米欧の経済が発展すれば、いずれ民主化するだろうという甘い幻想が招いた結果、自業自得ともいうべき。都合よく門戸を開放し、目先の安い労働力と巨大市場に目を奪われて最先端の技術を惜しみなく供与してきたツケを、今になって我々自身が支払わされている、さらに甘い特許感の盲点から日本の新幹線の幾つかの重要な技術を中国に特許申請される大失敗まで、また民主化するどころか与えられた富と技術を使ってデジタル監視社会を強固にし、資源を外交の武器として他国を脅す牙を育ててしまった。この歴史的失策を猛省し、一刻も早く中国依存のサプライチェーンから脱却しなければ、日本のものづくりだけでなく国家の安全そのものが脅かされる。
2、日本の世界的メーカーの方が「レアアースは7年分くらいの在庫があります」と言ってました。ナフサ関連製品についても、トヨタやホンダや日産や三菱らが「エンジンオイルがありません」「塗料がないので生産中止です」とはなってません。リスクマネジメントができているかどうかで、反応は違うということですね。
3、何で日本は中国メーカーのEVに補助金出してるのかな。1円たりとも出す必要無いと思う。どうしても出すなら、車両重量の9割くらいはレアアースがトランク等に積まれてる事を条件にするとか笑必要な物が日本に来ないなら、中国との国交を閉じても良い気も。
4、輸出規制の話が出たときから国と企業は想定していたと思います。株価もそのように動きましたし、価格は所謂西側プレミアムというやつですね。アメリカや欧州も段階的に数量規制が入っているはずですよ。だからこそレアアースの代替生産・精錬を急がなければいけないのです。日本も深海からレアアースを採取・精錬に成功しましたが、本格的な量産にはまだ時間がかかります。アメリカもこれまで何度も自国生産を強化しようとする度に中国のダンピングでレアアース生産を潰されてきました。
それでアメリカは今回国が企業を全力で補助するんです。中国が国の意向のもとにダンピングや規制をするのであれば経済安全保障のために西側も全力で独自のサプライチェーンを構築するほかありません。さもなくば、レアアースを使ったあらゆる産業が中国の意向一つで止まることになるでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8f02094c3c2c56f7393d0ceb5413d7bfae746850,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]