高市早苗首相は、10月4日、日本時間同日、オーストラリアのキャンベラでアルバニージー首相との首脳会談を実施。中国の経済的威圧や輸出規制を念頭に、レアアースを含む重要物資の安定確保とサプライチェーン強化について連携を確認しました。両国は経済安全保障協力の共同宣言を発表予定で、エネルギー安定供給の課題も議論。2023年は日豪友好協力基本条約から50年の節目であり、「特別な戦略的パートナーシップ」強化とともに、日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」の発展を目指し、多国間連携による国際秩序の維持に取り組む方針が示されました。

この取り組みは、地政学的リスクの高まる現状を背景に戦略的意義を持つものです。
中国による輸出規制や経済的威圧が国際情勢に暗い影を落とす中、日本とオーストラリアの協力は歓迎されるべき一歩です。ただし、現状には複数の課題が浮かび上がります。
まず、レアアース供給の多国間協力強化は極めて重要であるものの、依存先の単純な「乗り換え」に留まるだけでは、同様のダメージが別の形で再現される恐れがあります。
そのため、以下の具体策が必要不可欠です。
レアアース確保において多国籍連携を拡大し、新規供給元を模索。循環型経済を推進し、リサイクル技術や代替素材開発への積極的投資。国内産業育成を通じた自給率向上によるリスクの分散化。資源政策は一国だけでは成立しません。国際秩序や環境保護も含めた長期的視点の中で、現在示されている戦略が未来の繁栄と安定を形作る礎となるべきです。日本とオーストラリアの「特別な戦略的パートナーシップ」が、単に口先だけではなく、実績と成果を根拠としたものへと進化することを期待します。
ネットからのコメント
1、レアアースやエネルギーの話は、もはや外交カードというより日本の産業と日常を守るための鍵だと思います。中国を必要以上に刺激するかどうかではなく、一国依存を減らすのは当然の流れでしょうね。豪州のように資源と制度が比較的安定した国と関係を深めるのは、派手さはなくてもかなり実務的で大事な一手に見えます。
2、自分は特に現首相を支持する訳では無いが今回の会合の中身も開かれたアジア太平洋という理念から具体策へ進化してきたと思える歴訪かと思う。それもそうだが相手に対し指先まできちんと伸ばした姿勢は日本人の矜持を表しているようで好感が持てた
3、中国の依存度をとにかく下げることが日本の国益にかなうし、この外交を評価します。あとベトナムもレアアースが豊富だが開発、精製も含めて連携することを決定したし、いい傾向にあると思う。戦略的外交を評価する。エネルギーもレアアースも戦略的に多角化を少しでも早く進めて欲しい。
4、日豪の連携強化は良い事だと思います。相互にメリットがあり価値観も近いので今後も良い関係を気づいてもらいたいです。レアアースや石油等の必要な資源はこれまでと違い国家安全保障にも繋がるので単純な価格だけでなく国家間の関係性も考慮する必要があると思います。中国のように脅迫外交に物資を使うような国とは取引しないとは言いませんが、輸出を止められるの前提で取引しても対応出来るようにしてもらいたいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d876285b510c5280c111825b9d697ec655c51085,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]