奈良県明日香村などにある飛鳥時代の遺跡群「飛鳥・藤原の宮都」が、ユネスコの諮問機関イコモスから世界文化遺産への登録を勧告されました。この遺跡群は6世紀末から8世紀初頭の19の遺跡で構成され、日本初の仏教寺院「飛鳥寺」や、歴史的価値のある壁画が発見された「キトラ古墳」や「高松塚古墳」などが含まれています。7月に韓国・釜山で開かれる世界遺産委員会で正式登録が決まる見込みで、実現すれば2024年に登録された「佐渡島の金山」に続く、日本の22件目の世界文化遺産となります。

飛鳥・藤原の宮都が世界文化遺産への登録へと近づいたことは、日本の歴史文化の重要性が改めて世界に認識されたという意味で大変喜ばしいニュースです。一方で、この稀少な歴史遺産を守るための管理体制や地域への観光客増加に対する配慮が、今後一層求められることも確かです。
遺跡の適切な保護を目的とした予算や管理支援の強化、観光による地域負担の最小化を図る制度設計、さらに世界遺産登録を地域振興にどう生かすかを明確化する必要があります。我々すべてがこうした文化財を次世代に引き継ぐ責任を共有していることを意識し、国や地方自治体、そして市民社会が一体となってこれらの取り組みを支えていくことを期待しています。この重要な一歩が、歴史的遺産の保全と日本文化の国際的な魅力発信の双方に向けた好機となることを願っています。
ネットからのコメント
1、世界遺産登録は素直にうれしいニュースです。飛鳥・藤原の宮都は、日本という国の原点とも言える場所であり、政治や文化、仏教が形作られていった歴史を今に伝えています。海外の有名な遺跡に比べると派手さはないかもしれませんが、1300年以上前の日本人の知恵や技術、国づくりの歩みが残されている価値は非常に大きいと思います。登録をゴールにするのではなく、保存や研究を進めながら、次の世代にしっかり受け継いでいってほしいです。日本人自身が自国の歴史や文化にもっと関心と誇りを持つきっかけになればと思います。
2、正直、世界遺産というのもメリットもあればデメリットもとても大きく重いと思う。最近は特にデメリットのほうが天秤的にはかなり傾いて来ているように感じる。もう世界遺産という看板にあまり頼らず走らずで良いのではないか。日本の遺産として静かに守ることのほうが良いのではとも思う。
3、これはかなり大きなニュースだと思います。飛鳥時代って教科書だと「昔の都」で終わりがちですが、実際は日本という国の形が作られ始めた“原点”みたいな場所なんですよね。政治の仕組み、仏教文化、天皇中心の国づくりなど、今の日本につながる土台が詰まっている。しかも飛鳥寺や高松塚古墳、キトラ古墳みたいに、ただ古いだけじゃなく「当時こんな文化レベルだったの?」と驚く遺跡も多いです。そして、奈良の大仏や京都ほど知名度が高いとは言えず、「地味だけどすごい場所」だった印象もあります。だからこそ今回の世界遺産登録は、ようやく世界が飛鳥の価値に気づいた感じもしますね。派手さはないけど、日本の始まりを静かに語る場所。そんな魅力がもっと知られてほしいです。
4、登録を目指してきた自治体やその周辺関係者には喜ばしいことですが、イコール観光客誘致というわけでもないですし、また観光公害という懸念もあります。登録がゴールではなく、元々あった生活とのバランスを崩さないような今後であることを願います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5995230381e46a343ef663e26ab46206378b6b9b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]