明治安田生命の群馬支社に所属していた70代の女性営業職員が、2010年から架空の高利回り投資話を持ち掛け、17人の顧客から合計約2億円を騙し取っていた事件が発覚しました。被害者の一人が2023年9月に配当について問い合わせたことがきっかけで問題が明るみに出ました。営業職員は、だまし取った金を私的な交際費に充てていたと認め、11月28日付で懲戒解雇されました。
被害者への弁済は開始されていますが、調査は続行中で被害の拡大の可能性も残されています。明治安田生命は今後の再発防止とコンプライアンス強化を約束し、刑事告発を検討中です。

この事件は金融業界における深刻な不正行為を露呈しています。明治安田生命の営業職員による約2億円に上る詐欺事件は、多くの顧客の信頼を裏切りました。このような不正が長期にわたり見過ごされていたことは、企業のコンプライアンス体制の欠陥を如実に示しています。そもそも金融商品の販売におけるチェック体制が不十分だったのです。まず、徹底した内部監査の充実が不可欠です。次に、営業職員に対する継続的な教育と訓練を強化すること。そして、顧客から寄せられる苦情や問い合わせに対する迅速で真摯な対応が求められます。これを機に明治安田生命は、本来持つべき顧客ニーズに応える姿勢を取り戻し、透明性と公正さを社風として確立するべきです。
この問題を解決することは、企業としての信頼回復への第一歩となるでしょう。
ネットからのコメント
1、2010年からなんて、15年以上もよくこんなことが発覚しなかったもんだね。まあ顧客には、直接連絡を徹底していたんだろうけど。しかし配当には、次の顧客をだまして自転車操業だったんだろうな。70代の営業職員って、前にもどこかの生保であったと思うんだけど、会社は相当な決裁権を持たせていたんだろうな。明治安田は取り急ぎ全容究明と被害者への弁済を早急にやらないとね。管理責任は重い。
2、10年以上も架空投資を放置し、2億円もの詐取を見抜けなかった時点で、「個人の不祥事」で済ませられる話ではありません。保険会社として最も大切な“信用”を内部から裏切っておいて、今さら「再発防止に努めます」ではあまりに軽いと言わざるを得ません。しかも使途が“私的な交際費”というのは、顧客を欺いた上での完全な私利私欲。悪質さは言い逃れようがありません。被害者が問い合わせるまで発覚しなかった事実こそ、コンプラ体制が形骸化していた証拠でしょう。
弁済だけで幕引きにせず、刑事告発も含めて徹底的に責任を明確にすべき案件です。
3、まだこんな話しあるんですね。第一生命の話しがあった時に一斉に調査させられたはずですが。成績のよい営業職員を定年ルールを守らず特別扱いした結果ですね。経営はどう責任取るんでしょうか。ただ相互会社ですからね。
4、義理の母ですが、大手の〇〇ー生命で、入っていた保険がなぜか解約され、新しい保険に再加入させられてました。それに気づき、問い合わせしましたが、何も対処していただけず…。その担当の方は辞めています。300万以上積立していて、返ってこず、弁護士さんにお願いしています。自署の筆跡鑑定は、義母のものだったのですが、今はコピーなど簡単にできるそうです。祖母は、まだボケてませんし、当時は今よりも5歳若く60代です。多分同じような被害者もいると思いますが、生命会社からは、情報はいただけないでしょう!そんな事もあるのかと驚いています。どこにでもお金を預けることはしてはいけないと本当に怖いです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/03dc797a7ec0277b6a4959f3b57b077b013dcf8b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]