実業家・ひろゆき氏が20日のABEMA「Abema Prime」に生出演し、核武装に関する議論を展開した。防衛省が過去最大の約8兆8000億円の予算を求めている状況で、「核武装が最も安上がり」という意見が物議を醸している。選挙期間中に参政党の塩入氏が安全を強化する策として核武装を提案し、ネット上で「核兵器は安価であるべき」という反響があった。
ひろゆき氏はトランプ元大統領の日本核武装提案に触れ、コストを含めた計算の必要性を述べ、「議論をするべきだ」と主張した。
核武装について一部では安価で国防を強化できるとの議論があるが、現実は大きく異なる。この主張は核の悲惨な歴史と人道的影響を無視しており、国際的な核不拡散努力に反する。まずは、核武装に伴う国際的な孤立と政治的コストを理解するべきだ。また、防衛費8兆8000億円に見合う通常兵器の選択肢を比較検討することで、実際の安全保障を再評価する必要がある。加えて、核武装に関連する技術的および倫理的側面を深く考慮するべき。国防の選択は、短期的な経済効率ではなく、長期的な平和と安定を基盤にするべきだ。核に対する無知からの議論を続けるのは、無責任であり好ましくない。
ネットからのコメント
1、核武装が安上がりだとは思えないですが、しっかりメリットとデメリットを議論すべきだと思います。
少なくとも感情論で議論無しに否定するべきではないと思います。今のウクライナは核を廃棄する代わりにEUや米国が支援するという覚書がありました。ですが、結果は見ての通りです。核を保有しないと抑止できないことがあることも事実だと思います。その上で、核を持とうとすれば、その前に軍事行動を起こさないと間に合わないと考える国もあるかもしれません。色々と考えられる事態を想定した上で、選択すべき重要事項だと思います。個人的には、核兵器も原発も反対ですが、だからと言って安易に結論を出すのは選択を誤る可能性を高めると思います。
2、核兵器は圧倒的にコスパが良いです。事実です。数百億の核弾頭1発で10兆円分の都市・兵器焼き払えるんだからそりゃそうだわな。だから米国もロシアも中国も絶対に核兵器を手放さないし。英国は通常兵器削ってでも核兵器を維持しようとするし、北朝鮮やパキスタンは経済制裁食らってでも核開発した。日本もドイツがしたように米国の核弾頭を借りるニュークリア・シェアリング検討するぐらいしても良いと思う。
3、唯一の被爆国。核はいけないと刷り込まれている。近隣諸国含め多くの国が核武装している現実を直視しているにも関わらずだ。理想論が通じたら戦争・内紛なんて起きない。戦後80年で幸いにも日本は直接戦争には関わっていないが、資金提供というかたちで参戦している。核武装について議論をすることで今までの日本とは違うぞという気概を見せることも必要かと思いますよ。
4、安上がりというのは、実額ではなく、得られる効果に対して安上がりという考え方もある。実際には平時にNPTを脱退するのは他国に経済制裁の口実を与えるため、現在の日本ではほぼ不可能。ただ他国に公然と核の脅しをかけられ、かつ国連や同盟国が無力で我が国の生存が脅かされた時、やむを得ず、国際的に円滑に核を保有する機会が生まれるかもしれない。その時のために平時から想定しておくことが重要かと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4809eebd597a2c30bb9b98faae412e07ecf77472,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]