調査によると、推し活に参加している日本の18~69歳の600人中、67%が人物を応援の対象としており、38%はコンテンツに時間とお金を費やしています。推し活は生活必需品と位置付ける人は22.5%で、心のメンテナンスや自己肯定に関連する支出と見る人が多いです。物価高の中で48%が推し活費を減らしておらず、精神的満足感維持を理由に挙げています。
予想以上の出費に悩む声が多く、支出管理が課題となっています。金銭面での工夫としては趣味費用の削減やポイント利用、フリマアプリ活用が一般的になっています。

推し活という新しい文化とその影響について、その光と影を見ることで、多くの人々が幸福感や心の満足を求める一方で、経済的負担に直面していることは明白です。推し活の際の高額出費への対応が難しいという現状は、個人の自由な消費行動が制度的に支援されていないことを示しています。そこで、まずは支出を予測しやすくするための透明な価格表示が必要です。また、推し活を支持するコミュニティが育ち、情報交換や支出を抑える方法を共有できる場を増やすことが重要です。さらに、フェスやイベントのコストを合理化する方法や、趣味と実生活のバランスを保つガイドラインが望まれます。
このような改善があれば、推し活はさらに豊かでサステイナブルな文化となるでしょう。心理的満足がある反面、経済的負担は軽減されるべきであり、私たちはこの文化の持続可能性を本質から考えなければなりません。
ネットからのコメント
1、好きなミュージシャンやゲームなど沢山ありますがCDや映像作品は購入して近くにライブがあれば行きますがグッズはほぼ買わなくなりました。買っても勿体なくて使えないので買うのは無駄と悟りました。なので同じ缶バッジとかを何十個を持ってカバンに付けてる人を見るとすごい熱量だなと羨ましく感じますね。
2、誰しも心の支え、よりどころは必要だと思う。推しを応援することで心が満たされるのなら他人がとやかく言うことではないし、生活に支障があるのならその人の性格的な問題だと思う。誰だって車やお酒、洋服やiPhoneなど、自分で得たお金は自身の責任で好きなように使えばよいと思う。若い人が思っているより人の寿命って短いからね。今の人達はSNSの普及で他人の目を気にし過ぎだと思う。これだけは昔からハッキリしている、人生は1度きり、他人がどうこうではなく「自分が楽しいかどうか?」で物事を決めた方が結果として自身が幸せになる。
3、30後半でハマり、流石に50代になって体力的にキツイし、推しも卒業したので私も卒業しましたが、人生の良い1ページになったと納得しています。地方なので遠征費も嵩みましたが、自分の中でこんなに熱狂する性格があったのかと気付かされました。因みに結婚して家族もいますが、家族には一切内緒を通しています。お父さんが10代娘に夢中だったなんて聞いたら驚くでしょうね。
4、労働負荷の高まりそのもの、そしてそのストレスのケアが推し活によって行われていることが伺えます。以前は友人や家族がその位置づけにあり、20代~30代ならそこで結婚や子育てを検討しライフステージを移すきっかけにもなっていましたが昨今の職場恋愛リスクをはじめとした人と深くかかわるリスクと手間が大きくなっていることも見逃せません。この調査で推し活を生活必需品、また精神のメンテナンスと位置付ける人が多いことからもうかがえるようによく偏見で語られる疑似恋愛だけでなく、友人、家族、育児やペットのような支えあいでなければ得られなかった体験の一部をアウトソースする対象として推し活が位置付けられています。
その価値を否定するものではないですが、お金や時間がそこに投じられ、そして成立できてしまっているからこそ持続可能性の観点において社会における位置づけはきちんと整備したほうがいいように思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5420dc8097b2ce72f7cea5a1f9f2c4bb0a0c2568,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]