篠山東雲高校の自然科学部が2019年に開始した外来生物の駆除活動は、地域住民の「ウシガエルの鳴き声がうるさい」という悩みを解消するために行われています。毎月定期的に、定置網やもんどりを利用して、ウシガエル、アメリカザリガニ、ブルーギルを捕獲し、その数は大幅に減少しました。特にウシガエルの捕獲量は、2020年は4キログラムを超えていたものが2024年には2キログラム強にまで減少しました。
また、捕獲した生物は食材として活用し、調理法を工夫することで、地域の自然環境保全に貢献しています。地域住民は鳴き声の減少を喜び、活動には観光客や保育園の園児も興味を示しています。
この取り組みは、環境保護と持続可能な資源活用の模範となり得る素晴らしい例です。地域の自然環境に対する住民の不満を受け、迅速かつ効果的に行動を起こした篠山東雲高校の自然科学部の生徒たちの奮闘は称賛に値します。特に、駆除だけでなく捕獲した生物の活用方法を探る姿勢は、資源を無駄にしない持続可能な社会を目指すための大変重要な考え方です。本来、環境保護活動は説教臭くなりがちですが、彼らはそれを楽しみながら取り組むことができています。さらにこの活動を外部に広めることで、地域の環境問題に対する理解が広がり、他の地域でも同様の取り組みが促進される可能性があります。
持続可能な未来を築くための次世代のリーダーシップを育成する機会が、ここにあります。
ネットからのコメント
1、ブラックバスと同じく食用として持ち込まれたのに、外来生物法のため生きたまま捕獲や輸送ができないため流通せず、野放し状態になってしまってます。
ブラックバスはともかく、ウシガエルの肉は美味しいはずです。
2、素晴らしい試みですね!全国的に拡まればいいと思うしこのような活動に補助金を付けてあげるべきです!居酒屋チェーンや地域のお店で提供できれば最高じゃないですか!
3、綺麗事かもしれないけど、食べたり、飼料としての活用は命を尊重してて、それを高校生が奮闘するのだから素晴らしい。熊やイノシシ、鹿なども最低限の駆除は必要ですし、自然や動物が人と共存する答えのヒントをくれてる気がします
4、関東では大陸の人が公園のセミの幼虫、河口の牡蠣を取り尽くしてしまうことが問題になっている。どうして、こういう動物を絶滅するまで取り尽くしてくれないんでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1a279c7d3a149c6c0fa14597ac0cb7ba44b4fb43,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]