兵庫県内の郵便局は、集配業務を委託している会社の50代の男性元従業員が、9月14日に、ゆうパック配達中に配達先の客に抱きつき、無理やりキスをするなど不適切な行為を行ったと発表しました。この事件は、9月17日に被害者の家族から郵便局に連絡があり、発覚しました。元従業員は行為を認め、「魔が差した」と弁解しました。日本郵便は、即日契約を解除し、コンプライアンス指導の徹底を表明しましたが、被害者への直接の対応が遅れている状況です。

この事件は社会の信頼を損なう重大な問題を浮き彫りにしています。郵便業務は公共性が高く、特に顧客の安全を最優先すべき環境です。しかし、今回の事件は委託制度による監視体制の欠如を露呈しました。まず、委託業者に対する厳格な背景チェックや教育が必要です。また、従業員が不適切行動を取った場合の即時対応マニュアルが整備されていなければなりません。さらに、被害者への迅速かつ直接の対応を改善し、透明性のある連絡体制を確保することが求められます。これらが整備されることで、公共業務の信用と顧客の安全を再度確立することができ、未来への希望ある社会を築く一歩ともなるでしょう。郵便業務の品質向上は、社会全体の安心感を取り戻すために不可欠です。
ネットからのコメント
1、委託業者の社員への直接の指導・教育は委託業者がする仕事であって、日本郵便の社員が直接指導できる立場ではない。
もし仮に委託業者の社員が今回のような不祥事をやらかしたのならば日本郵便はその委託業者との運送契約を解除したりはできるはずだよ。
2、コンプライアンスの指導を徹底するのは日本郵便の社員だけで、委託会社には社長(代表)に情報を通知するだけなのが現状。委託会社の社員に直接指導したら下請法違反になる。つまり、指導すると言ってはいるが、実際は当事者には何もできない。日本郵便側は貰い事故くらいにしか思ってないかと。
3、今回の日本郵便の件、コンプライアンス云々というより、人としてあり得ない行動だと思います。お客さんに抱きつくなんて「再発防止策」を議論する次元ではなく、そもそも普通の感覚があれば起きない“バグ”のような問題。そんな当たり前のことを改めて指導しなければならない時点で、企業としては本当に厳しいと思います。こういう事案を見るたびに、コンプライアンス以前に個人の資質の問題がどれほど大きいかを痛感します。
4、委託先の会社は契約打ち切りは確実でしょうけど、そもそもは委託人員が足りていないのに、いろんな意味で影響大きい。サイテーだな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ac1574089847c3720468ae978fd2f22bb91aad73,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]