今年の秋、連休を利用して旅行に出かけた「ミントソーダ」さんが、新幹線での思いがけないトラブルを「発言小町」に投稿しました。帰りの新幹線で、前の席に座っていた男性がリクライニングシートを最大限に倒しており、足元のスペースが狭くなってしまいました。やむを得ずスーツケースを足元に置いていたため、ミントソーダさんは動けない状態となり、男性に少しシートを戻してもらうようお願いしましたが、男性は拒否し、最終的にミントソーダさんは我慢を強いられました。

この出来事に対して投稿されたコメントでは、リクライニングシートを巡る権利やマナーについて多くの意見が交わされています。

今回の新幹線でのトラブルは、前の座席を全倒しにする行為の是非を問うだけでは済まされません。利用者の間での配慮の欠如という問題を、強く浮き彫りにしています。問題の根底には、共用スペースという公共の場での基本的なマナーの欠如が存在します。リクライニングシートを倒す機能があるからといって、周囲への配慮を欠いた行動が許されるわけではありません。シートの利用に関するルールを確立し、利用者間での共有と調整を図る策を講じることが必要です。具体的には、（1）事前アナウンスによりリクライニングのマナーを周知する、（2）対面説明でも性能のみならず、利用時の良識を促す放送を行う、（3）各座席に簡易な案内を設けるなどの対応が考えられます。

公共利用の場では、“権利”の名の下に相手を不快にさせる行動が蔓延ることなく、全ての利用者が気持ちよく過ごせる空間を目指すべきです。この一件を通じ、公共のマナーについて再考し、改めて心掛ける機会とすべきでしょう。

ネットからのコメント

1、倒せるように設計されたシートを最大限利用することに問題はないと思う。むしろ、足もとにスーツケースを置いて、シートを倒す権利を侵害していることの方が気になります。荷物棚がいっぱいとありますが、まずは棚に荷物を置いてる人で詰める等して調整しするべきかと思う。

2、自分はMAX倒すことはありませんが仮に前の人に倒されてもなんとも思いませんね。そんなでっかいスーツケースを足元に置いてるのだから狭い原因は自分でしょ。それに新幹線の座席って飛行機やバスと違ってもともと結構余裕あるし。東海道新幹線とかなら有料で置けるとことかもあるよね？狭いのは足元ではなくて本人の心では

3、リクライニング問題はさておき、新幹線に荷物置き場が少ないことに驚きです。昔の網棚に乗るような手提げカバンでなく、スーツケースで移動する人が多くなったのですから、新幹線の座席を2席くらい外して、荷物置き場を設置することを、JRさんにお願いしたいです。

海外の特急電車は、そうなっていたと思います。

4、＞帰りの新幹線で指定の席へ向かったところ、前に座る男性がシートを「全部倒した状態」でした。先に倒してあったって事だよな。そうしたらまず、倒すことには問題ないと思う。で、少し戻してくれないかっていうお願いに対しては、申し訳なさそうに頼んでたなら戻さない側の心が狭いし、全部倒すなんておかしいだろってニュアンスが出てたなら頼み方が悪い。個人的には、新幹線のシートって全倒ししても普通の使い方してたら邪魔にならない角度にちゃんと設計されてると思ってる。足元のスーツケースはイレギュラーだよな。だ後からお願いする立場ゆえ、なおさら頼み方次第だし、仮に断られても仕方のない事だろうと。