オリエンタルランドが運営する東京ディズニーリゾートの株価は、最高業績を達成しながらも低迷しています。2025年3月期には売上高が6793億円、営業利益が1721億円と過去最高を記録しましたが、市場の反応は冷淡です。この背景には、猛暑による外出意欲の減退や、テーマパーク事業の伸び悩み、資本効率の低下、不安定な金利環境など複数の要因が影響しています。
さらに、ファンタジースプリングスへの巨額投資に対する期待が高まる一方で、成長モデルの変容が株価に下方圧力をかけている状況が浮き彫りとなっています。

オリエンタルランドの株価低迷は、単なる市場需給の悪化を超えて、構造的な問題が顕在化した結果である。同社は売上減少や資本効率の低下を猛暑のせいにしたが、市場はこれを納得できない。現代における気候変動は制御不能なリスクとされる。この状況に対して、オリエンタルランドはテーマパークのビジネスモデルに脆弱性があると認識された可能性が高い。同社は入園者数から客単価へのシフトを試みたが、インフレ時代には脆弱である。そこで考えるべき具体的な解決策として、まず新たな成長ストーリーを市場に提示し、より柔軟な価格戦略を導入すべきである。また、コスト構造の改善を通じて効率性を向上させることが急務だ。
このように、従来のビジネスモデルと価値観を根本から見直すことが競争力回復の鍵となるだろう。未来が見据えられる企業のみが市場での価値を維持できることを痛感させられる。
ネットからのコメント
1、長期ホルダーです。自分はかなり昔に購入したので含み益はそれなりにあるものの、新規で購入する場合はあまりメリットがないと言わざるを得ません。株主優待チケットは貰えますが、自分で購入すれば良いわけで、わざわざそれを狙って株を購入するかといえば決してそうはなりません。設備投資が生命線なので配当金増は無理だとしても、株主だけが享受できるサービスの導入が必要だと思います。
2、インバウンドとグッズの売り上げに支えられているので、少し歯車が狂いだすとたちまち赤字に転落も考えられる。年間パスもなくなり、国内リピーターにはかなり厳しい価格設定。いつ行っても混雑しており、課金の連続。また、ここ数年で数回株式分割しているので、発行数も大きく増えた。この状況では株価が上昇する要素はないよね。
3、問題はPERの高さだけではない。配当の低さ、そして株主優待のせこさ。
にもある。配当はいいとしても株主優待のワンデイパスポートなんて実質無料でオリエンタルランドからしたら発券出来んのにあまりにもお得感がなさすぎる。オリエンタルランドからのうちの株は買わなくていいよ。のメッセージにも思えるぐらい株を保有するメリットがない。まあ実際現預金は沢山あるらしいからわざわざ株券市場からお金集めんでもいいんでしょうね。株主鬱陶しい、ぐらいに思ってるんじゃないですか。
4、これから人口減少を迎える中、日本国内の遊園地がどうやって利益を生み出すのか。新たな柱として発表したクルーズ船事業だけでは強力な成長を促せないのでないかと多くの投資家は考えているということですね。PER40というのは、アメリカで言うとGAFAのような成長を続ける巨大企業と同じ水準。強力な成長材料を提示出来ていないオリエンタルランドは過大評価されているということですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b65c7fcc4ef0bc9912fa1becd945aa3b7e33aff3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]