2023年8月5日、石破茂首相は米の生産量が不足していることが米価高騰の原因とし、増産方針を表明しました。しかし、自民党の農林族議員らはこれに反対。特に減反(生産調整)廃止が米価低下を招くことを懸念し、小泉進次郎農水大臣に反対意見を伝えました。小泉大臣は「需要に応じた生産を行う」とし、減反廃止ではないと強調。この背景には日本のコメ市場の価格統制と減反政策の複雑な問題が絡んでいます。
今回の状況は、長年続く減反政策の持続的影響が浮き彫りになり、多くの関係者が明確な転換を恐れる様子が伺えます。まず、減反維持が米価を高止まりさせ、消費者の利益を損ねている現状は明らかです。また、石破首相や小泉大臣の増産方針が、実は目立った政策変更を伴わず、本質的な解決策を先送りしていることも問題視されています。では、どのような解決策が考えられるのでしょうか。
減反政策の完全廃止 - 自由市場に任せ、供給が需要と自然に調和するようにします。
主業農家への直接支払い制度 - 減反廃止で所得が減少する農家に対し、EUのような直接的な保障を導入します。
輸出市場の拡大 - 米の輸出を積極的に推進し、国内価格の安定を図ります。
これらの施策は、単に現在の高価格政策を維持する以上に経済的で倫理的に優れています。
既得権に固執するよりも、日本の農業を世界規模で再編する勇気が求められます。最終的には、このような大胆な政策転換が日本の将来をより豊かにするのです。
ネットからのコメント
1、減反、転作に補助金を出すより、増産し安くなった米価に対して農家に補助金を出す方が意味があると思う。もう少し食料自給率を上げるために農家の方々が頑張れる仕組み作りをしていただかないと。
2、1970〜1996に存在した食糧管理制度による「標準価格米」を復活すれば良い。農家保護と消費者保護のために、生産者から高値で購入し、国がブレンドして安価な米として消費者に販売されていた。当時は、一番安価な米として経済的に苦しい世帯を支えてきた。米は日本人の主食です。米がまともに買えない人があってはいけないと思います。
3、一連の流れからも牛肉・オレンジの輸入自由化と同じく、コメの輸入枠拡大を図るための農政茶番劇であることはわかっています。つい最近、備蓄米1980円を食べましたが、硬さがとれずやや匂いもあり、以前のような食欲をそそる香りやコメのうまみはありませんでした。
これが2000円かぁ、と残念な気持ちになりました。私たちは低所得者としてこれからこのレベルのお米の消費者となる覚悟をしました。
4、最近スーパーで見るのが新米ブレンド米が5kで4000円くらい。昨年度の米が4480円とかで売っている。8月に入りかなり昨年度産のブランド米が沢山出てきており。米が足りないと言う謝罪会見があった後に沢山仲卸からスーパーに出回っていたようです。いや〜やはり仲卸が抱えてて備蓄米がでた後新米も出揃い始めてきたから慌てて昨年度の米が大量にでときたようですね。米農家は昨年に仲卸に流してるだろうから、やはり仲卸が抱え込んでいたんやろな。まともな会社じゃないよね。それを放置する農水省も仕事ができないのかね?悲しいよねそんな公務員が国民の税金で生活するなんて。減給をまずするべきやな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0fca3bb6c15cd49b92250182d32dfcf65ddcf752,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]